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Musica Nuda『55/21』

 musica nuda『55/21』。知性派ふうの相貌をしたダブルベースの男性(フェルッチョ・スピネッティ)と、ややエキセントリックな風味のあるヴォーカルの女性(ペトラ・マゴーニ)からなる2人組ユニット「musica nuda」の新譜を店頭で見かけ、購入。知らない人たちだけど、イタリア組だし(リリースはフランスっぽいけど)、ヴォーカルの女性がステファノ・ボラーニの奥さんなのだと言うし、「while my guitar gently weeps」のカヴァーとか入ってるし、ということで。

 現代的・前衛的であり、古典的・伝承的でもある音楽。即興的で身体的なパフォーミングアーツであり、詩的で静謐な空間でもある音楽。聴くほどに発見があり、惹かれるところがある。聴けば聴くほど佳作に育っていく。
 演奏は基本的にベースとヴォーカルで構成されており、とは言え収録曲の半分ほどにはギターやピアノなどがあしらわれている。マゴーニとスピネッティの演奏も相当によいのだが、収録曲リストに「feat.」と記載されているこのゲストたちの演奏がすべからく素晴らしい。ジャンルカ・ペトレッラ、ステファノ・ボラーニ、ニコラ・スティロ(以上、イタリア組)。サンセヴェリーノ、ジャック・イジュラン(以上、フランス組)。このアルバムで知るところとなった人がほとんどという恥ずかしい話ながら、みんな素晴らしい。ペトレッラのキレたトロンボーンとイジュランの存在感あるしわがれヴォイスがとりわけツボだった。
 
 「musica nuda」の向こう側に「musica vestita」というものを思い浮かべるべきなのだろうか。音楽を聴くということは、それぞれの着こなしこそを愛でているような気はするのだけれど、それとも、それらを脱ぎ去った時に立ち現れる違いこそを個性と認識しているのだろうか。そんなこともふとアタマをよぎった。
by mono_mono_14 | 2008-09-23 06:03 | 音/musica | Comments(4)

バーレーン対日本[1/8]

 いささか旧聞に属するけれど、バーレーン対日本。ひとり時差ボケ観戦をもくろんでいながら、結局、時差のない暮らしに流されてしまった。夜は寝てしまいました、という話。明けた日曜日の晩の再放送を観た。すでに3対2で勝利という結果も知っていたが、それなりに入り込んで観てしまったのは、それが最終予選の空気感なのだろう。勝ち点3。同じ頃、キプロスを相手に(どうやらイマイチの試合ぶりを経て)勝利を収めたイタリア。ブッフォン曰く、"Prendiamo questi tre punti, che sono la cosa piu' bella"(ウェブ版ガゼッタ・デッロ・スポルトより)。やっぱり最終予選はいいな。
 玉田が思ったよりよく、田中達が思ったよりフィットせず、松井の利かせ方が見つかるまでにはもう少し時間がかかりそうに思え、遠藤と最終ラインの間の1枚がとても大事そうだ。試合の話はこれだけなのか。そう、これだけなのだ。でも、やっぱり最終予選はいいな、と思う。
 ドイツ大会に向けた最終予選は、いちおう記録もしたりしたのだが、あまり強い印象が残っていない。最終予選と言えば、僕が想起するのはアメリカ大会(ドーハの悲劇)であり、フランス大会(ジョホールバルの歓喜)である。だから僕には、今回の最終予選はドイツ大会とフランス大会の間くらいになるといいな、などという思いが、あるかも知れーぬ。…ドイツとフランスの間にちなんでアルザス・ロレーヌにこじつけた文末であることに気づいた方、ご一報ください。お友だちになりたいです。
by mono_mono_14 | 2008-09-10 18:57 | 蹴/calcio | Comments(0)