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耳からイタリア語(davvero?)

 今さらながらにiPod shuffle なぞ買ってみる。ほんとに今さら感が猛烈だ。お店の扱い具合&客の食指具合からすると、このままレガシー化が濃厚だが、僕の予算と使用目的と好みに照らして他に選択肢はなかった。
 かつて通勤時間が片道100分だった頃ならば、こういうのを有意義に使えただろうと思うのだけれど、今や片道30分を切るという(それはそれで恵まれた)状況では、音楽(でなくてもいいのだけれど何らかの音源)を持ち運んで聴いてみるというニーズがとても少なくなった。今もそのニーズは大したことないわけだが、無理やり「イタリア語を聴く」というニーズを捻出してみたのだった。このまま行けば、僕はずるずるとイタリア語学習から遠ざかっていくだろうと思え、とりあえずはそれに抗いたいという気分が僕にもあった。
 グリコのオマケのような本体を取り出し、マニュアルを見ながら必要な準備をつつがなく(たぶん...)。ほこりをかぶったイタリア語教材のCDを引っ張り出し、iPod shuffle に流し込む。正直に言うと、僕の意図しないうちにどんどん流れ込んで行ったのだけれど。ま、そのうち仕組みもわかるだろう、とのんきに構えておくことにする。付属のイヤフォンが使えないという話はよく聞いていたのだが、確かに安っぽい音ではある。そもそも見た目がアウトだろう(アウトだろうという表現もアウトだろう)。地道にイタリア語の響きを耳に流し込もうという志低めのストラグル、効果のほどはさていかに。後日にこれといった報告がなければ事情をお察しくださるように。
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by mono_mono_14 | 2006-04-30 23:43 | 雑/quotidiana | Comments(2)

バルサ対ミラン第2幕

 バルセロナ対ミラン。今、考えられる最高のカード。少なくとも僕的には。そんな1戦を僕はなぜ生放送で観られないのだろう。泣けるよ。サンシーロやカンプノウで観させてくれなんて言ってないのにさ。引っ越してやるー。・・・というわけにもなかなかいかず。

 22人があり得ないレベルの強烈な集中力でプレーしている。たぶんリーガ・エスパニョーラではこういう試合はないんじゃないかと思う。基本的にスペインはここまでピリピリ守らない。セリエAでもこういう試合はないだろう。イタリアのチームはもう少し攻めを控えめにするだろう。ただ、どちらのリーグでこういう試合があり得るかと言えば、僕はイタリアだと思う。
b0018597_2139724.jpg この試合のすごいところは、ボールがちょこんと動けば、それに合わせて強烈なプレスがかかるところだ。そして、そのプレスをものともせずに両チームともボールをつなごうとする。異常値っすよ、あんなの。ビデオ録ったでしょう? ボールが動いた先にどういうふうに相手選手が寄せてくるかだけを見てごらんよ。その時、ボールホルダーがどんなプレーを選択しているかを見てごらんよ。あり得ないよ、こんなレベル。90分間を通じてそのクォリティが保持されている。スローインがとても少ないのも、意志のあるレベルの高いプレーが繰り広げられていることの証拠。リーガ・エスパニョーラでもセリエAでも観られない試合が繰り広げられるチャピオンズ・リーグという舞台は、やっぱりすごい。

 選手入場に合わせてスタンドが披露したコレオは、やはり1週間前のサンシーロに劣らぬ美しさだった。いつかあの10万分の1になりたい。
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by mono_mono_14 | 2006-04-29 02:19 | 蹴/calcio | Comments(0)

僕的黄金週間皮算用

 今日の徹夜作業を乗り切れば、いよいよ週末からは日本が世界に誇るなけなしの大型連休。とは言え、僕には海外旅行が控えていたりするわけではないので(寂)、うっかりシゴトにまとわりつかれたりしながら(侘)、淡々と過ごすことになると思う(枯)。せめて少しはメリハリつけたく、4/29〜5/7までの間にしたいことを列記しておくことにした。僕的黄金週間皮算用。テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャー♪テュリャテュリャテュリャテュリャーリャー♪
4/29 MHLでパンツを引き取って、伊語学習用にiPod Shuffleでも買う?
4/30 HMVでCDを買い込む。たぶん家のカタヅケなども。
5/01 普通に会社。こっそり、朝、『マイ・アーキテクト』を観に行ければ(無理か)。
5/02 普通に会社なれど、午後、イタリア映画祭で1本観る。
5/03 午後、イタリア映画祭で1本観る。
5/04 ・・・もしや会社でしょうか。本城直季「small planet」展と『ジンガ』の2本立てがいいなあ。
5/05 世界のフットサル&世界の丹下を目の当たりに。ついでにナプレ行きたい。
5/06 ・・・もしや会社でしょうか。もし好天なら、横浜美術館にイサム・ノグチを観に行きたいんだけど。
5/07 親戚づきあい。真っ昼間から中華&紹興酒の見込み。ほんとはこれに行きたかった。
 ・・・なんだよ、これ。ゴールデンウィークって、あっと言う間に終わっちゃうじゃん。読みたいのに読めてない本も読みたいのに。しかも、これではシゴトに割り振る時間が少なすぎるのが明らかだし。少しずつ早起きして午前中をシゴトに充てるか。小学生の夏休みの宿題のようだ(実行がままならないところもそっくり)。ともあれ多少なりともよい連休にしたい。
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by mono_mono_14 | 2006-04-27 23:53 | 雑/quotidiana | Comments(0)

帰ってきたタワレコ

 No Music, No Life とまでは思わないけど、With Music, Better Life とは疑いなく思う。えっと、英語的違和感は不問でお願いします。

 午前中の打合せを終え、昼食を食べ、会社に戻る道すがら、ほんのちょっとだけね、と新宿駅に寄り添っているタワレコに寄ってみる。このタワレコに入るのは初めて。僕の生活圏的にはHMVの方が寄りやすいので、タワレコ自体もかなり久しぶり。
 ここは、ビルの上層階4フロアがタワレコになっているのだけれど、いや、本格的にヤバかったです。1日中でも居られそうだった。試聴機という試聴機が興味深いんだもの。びっくり。思わず何枚かレジに持って行きそうになったのだけれど、今度の週末、HMVがトリプルポイントなので、急がないまとめ買いはその時まで待つぞ、なんていう主婦っぽい手堅さを発揮しているところだったので見送り。でも、タワレコでないと見つけられない(出会わない)作品がありそうだな、と思った。CDショップなんて、割と決まったジャンルごとにアルファベット順にアーティストが並んでいるだけだから、HMVでもタワレコでもあんまり変わらないかと思っていたけど、大間違いだった。当たり前のことながら、本屋に色があるようにCDショップにも色があったのだった。HMVばっかり回ってたから感覚がマヒしてたみたい。今度からはこのタワレコも巡回しよう。

 そう言えば、僕が輸入レコードを買うようになったのはタワレコだった。20年は前のこと。足を運ぶ先は横浜・元町か渋谷だった(その頃は今のハンズの辺りにあった)。その後、HMVの跋扈に流されていたのだけれど、またタワレコが帰ってきた感じ。温故知新(誤)、輪廻転生(激誤)。
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by mono_mono_14 | 2006-04-25 22:37 | 雑/quotidiana | Comments(0)

「赤色問題」を巡る新聞記事より

 なぜだか東京新聞の夕刊が郵便受けに放り込まれていた。こういう販促は反則だと思う。ゴミ処理を押しつけられているようなものだから。でも、この夕刊、たまたま裏一面を大きく(8段くらい)使って「イタリア文化会館赤色問題」を取り上げていた。今回に限り許してあげよう。もう無駄な投函は控えてな。

 見出しを拾ってみると、「建物の色どうする?/景観論争呼ぶイタリア文化会館/池袋では規制の地区計画も」といった感じだ。すでに周辺住民らは、約2,700名もの署名を添えて環境省、東京都に色の塗り替え指導を陳情しているらしい。近く外務省にも陳情する予定だという。これを受けて東京都は色の塗り替えを要請しているが、文化会館側は「本国に問い合わせている」とのカテナッチョ戦術で対応している模様。この対応が、いわゆるイタリア時間にのっとってなされることは、たぶん間違いないだろう。バカンス前に処理されようはずもなく、バカンス後に覚えていようはずもない(というのは過言。というかむしろ風説の流布ですね)。イタリア文化会館側(ということはイタリア大使館側ということで、つまりイタリア共和国側)は、すでに赤色に塗ってしまっているという意味で1点を先制している状況なので、ずるずると試合を消しにかかるに決まっている。いや、ですから僕の言いがかり的妄想なんですってば。

 この赤色、僕は、表通りから見る分にはOKだと思っている。なかなかニクい赤なんじゃないかと思うほどだ。ただし、あくまでも表通り側に限った話。裏通り(千鳥ヶ淵側)から見た場合は保留。曇り空の日にほんの2、3分眺めたことがあるだけなので。ただ、思ったより億ションとの距離が近かったから、住民の不快度が高そうなことは想像に難くない。一方、例えばお堀に浮かべたボートから桜並木越しに見上げた時にどう見えるか、などと考えると、また違った見え方になることは間違いなく、ただの来街者の目にはなかなかの眺めに見えたりするかも知れない。いや、まったくわかりませんが。もしかすると水面からは見えないか? ま、いいや。

 住民らはクリーム色に塗り替えてほしいと訴えているそうだが、これは受け入れられなさそうな気がする。もし塗り替えるとしたら、フィレンツェの大理石の緑みたいな色を提案してくるんじゃないか、などと妄想する。こんな妄想はともかく、クリーム色と赤色の優劣を決定づける理屈を、今の日本は持っていない。(裁判とかでなく)話し合って落としどころを決める手続きも満足には持っていないし、そういうものごとの決め方にも慣れていない。これは、赤色がどうだという問題でなく、誰が、街の建物の色や形をどうやって決められるのか、どこまで口出しできるのか、あるいは口出しすべきなのか、という問題だ。この赤色問題は、少なくとも21世紀の前半分はかかるオオゴトの第一歩なんだと思う。少なくとも20世紀の後半分をかけてナンデモアリの日本を築いてきたんだから、それくらいはかかると思う。
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by mono_mono_14 | 2006-04-25 04:01 | 街/citta | Comments(0)

Joga Bonito

 何度リプレイを観ても、と言うかリプレイを観れば観るほど、その瞬間のロナウジーニョは棒立ちに立ち尽くしていて、とてもあんなパスが繰り出せるはずはないのに、実際はあんなパスが出たわけだった。あり得ない。決めたジュリも立派だったにせよ。そんな感じで、ここんところのロナウジーニョは確かにメキメキと神がかって来ているが、NIKEのCFで明らかなように、ロナウジーニョは子どもの頃から異次元のプレーだったのだ。特撮かCGだと言ってほしい。
 ロナウジーニョの足捌きに宿るあの感じを「ジンガ」と言うらしいのだが、その神髄をあますところなく収めた(のだと思しき)映画が渋谷で公開中。タイトルは『ジンガ』とそのまんま。これ、絶対、観に行く。観そびれていた『マイ・アーキテクト』も、同じ映画館でまだ上映中みたいなので、合わせて観たい。連休が終わるまでに時間をつくる、と心に決めた。
 そして、この『ジンガ』なる映画に出演(と言ってもドキュメンタリーだけれど)しているスター選手ファルカンを含むフットサルのブラジル代表選手御一行様が来日して、こどもの日に代々木にある丹下健三の体育館でフットサル日本代表と試合をするそうな。これも行きたい。明日、セブンイレブンでチケットを買おう。日本が世界に誇れるあの体育館に入れるというのもドえらい魅力。もし、こんな試合を観たなら、僕らがたまに集ってたしなんでいるのはフットサルなんかではないことを改めて思い知るだろう。ま、そんなこと自体は、改めてブラジル代表のプレーなんか観なくても十分に知っていることなんだけど。あの特撮かCGと見紛うような緩慢でへろへろな身のこなしと言うか足のもつれは、ビールのための命がけのウォーミングアップだもんな。

*NIKEのCFはこちらから。日本語は重かったのでイタリア語で観たりした。
*映画『ジンガ』の公式ウェブサイトはこちら。公式ブログがこちら
*フットサルの日本代表対ブラジル代表のあらましはこちら
*ついでに、映画『マイ・アーキテクト』の公式ウェブサイトも。こちら
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by mono_mono_14 | 2006-04-24 23:12 | 雑/quotidiana | Comments(0)

赤瀬川原平『千利休』

 トマソン物件。超芸術。知っている人もかなり多かろう路上観察学。その始祖にして大家の赤瀬川原平が、とても面白い茶の湯入門を書いていることは、トマソンほどは知られていないだろう。と言うか僕もつい先日知ったのですが。
 『千利休 無言の前衛』。赤瀬川は「利休」なる映画の脚本を書いたりしていたのだそうだけれど、本人は、茶の湯とは至って縁遠いフツーの生活を送っていたのだそう。利休やその時代についても、まずは学習マンガから学んだそう(なんて好感!)。トマソンをワクワクと愛でていた赤瀬川に不意に利休が舞い降りて来たのも、彼らが路上観察の合宿をしていた時。トマソンを愛でるように、利休たちも欠けた茶碗や歪んだ茶碗を「名品」だと言ってたんじゃないか。これは彼らの気づきなんだけど、ずいぶんと気の利いてるモノの見方だ。入手しやすく読みやすい岩波新書ゆえ中身の紹介は控えるけれど、結びの「他力の思想」というフレーズも他力本願な僕にはとても響くものだった(他力思想は他力本願とは全然違うんですが)。
 茶の湯の勉強に求めた本だったのだけれど、茶の湯そのものの勉強にはあまりならなかった。でも、大げさに言えば生き方のコンセプトに関する興味深いヒントがあちこちにちりばめられていた。再読の価値あり。
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by mono_mono_14 | 2006-04-24 02:15 | 本/libro | Comments(0)

鼎泰豊で小籠包

 ヅラを新調しに(訳注:髪を切りに)出かけたついでに東武池袋に寄ったらレストラン街に「鼎泰豊」が入っていた。しかも並んでない。詣でておく。とアッサリ言ってみたけれど、実は鼎泰豊に入るのは初めて。新宿の高島屋に日本初上陸を果たしたのが何年前だったか、いつ行っても行列で、そのうち“入れない店”という印象が僕の中で固まってしまった。いつの間にやら国内に12店舗もあった。びっくりと言うか拍子抜けと言うか。
 東武池袋のお店はなぜだか緩いカフェ調なインテリア。テーブルに山のように蒸籠を重ねたい気持ちをこらえて小籠包と蟹炒飯。一口サイズの小粒な小籠包。火傷しそうに熱い、というわけではなかったのには少し驚いたけれど、実際問題としては、その方が食べやすいという気もする。新亜飯店の一口で食べるには心持ち大粒の火傷爆弾な小籠包に難儀した昼を思い出す。ま、今日の小籠包はもう少し熱くてもいいかという気はする。炒飯が予想していたより美味しかった。胡椒を加えてしまったけれど、胡椒大好き人間だからやむを得ないでしょう。
 お店のカードに「93'ニューヨークタイムス紙で世界10大レストランに選ばれた」というマクラを店名に冠した紹介文がある。こういうのはもう要らないんじゃないか。過去の栄光にすがっているみたいな空気感も漂ってしまう。たぶん、新宿に初お目見えした時の威光はいくらか色褪せたのかも知れないし、これだけチェーン店化すれば味のコントロールも行き届かなくなっている(本店とは別のレベルで揃ってしまっている)のかも知れないけど、小籠包が待たずに食べられるなら、それはそれでいいことなんじゃないか。たぶん。待つコストって、オトナにとっては案外高いと思う。
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by mono_mono_14 | 2006-04-22 23:59 | 味/buono | Comments(0)

ミラン対バルサ第1幕

 ひとつ前にバルセロナのアーティストを取り上げたのは、まさに今、バルサとミランが激突2幕劇のまっただ中だからだ、ということにしている。その極上の対決劇をスタジアムは言うまでもなく、東京でテレビの生放送を視聴することすら不可能だという我が身を包む哀しみに暮れながら、結果も知りつつフジテレビやバルサTVで観る。あぁ、今の時期のミラノはどんなことになってるんだろう。

 サン・シーロは言うまでもなくド満員。チャンピオンズのセミファイナルでバルサが相手なら、デッレ・アルピだって満員になるだろう(か? あそこはほんとに客が入らないからなあ)。選手入場を迎えるスタンドの演出もとてつもない(来週のカンプ・ノウもとてつもないだろう)。

 観終わったわけですが。すごい。このヒトたちホントにすごい。試合について語るなんてどうでもいいでしょうという気になる。と言うか語れない。
 ・・・と言いつついちばん印象に残ったことを少し語ってみる。両チームともボールサイドへの寄せがハンパなくて、そんなプレッシャーの中でもワンタッチでコントロールするのは当たり前だわ、隙間とも言えないような隙間を割って入って行こうとするわ、この辺りの過剰なほどの武闘派ぶり、勝負師魂が胸を打つ。サッカーはマイボールキープのゲームなので、理屈では必ずしも勝負を急ぐ必要はないのだけれど、そんな原則を超越してまずは個々の闘いの集積であることを思い出させる。日本のボール・ポゼッションとは違う哲学がくっきり浮かび上がる。たぶんこの辺りのことをについて中田ヒデが発言しているんだと思う。
 突っかけてくるロナウジーニョにネスタは対応し切れていなかったな。少し切ない。もちろん、今のロナウジーニョはマラドーナに迫りそうなスペシャル具合だけど、それでも2000年のネスタなら対応できたんじゃないか、なんて詮なく夢想したり。
 アップになった時の表情や実際のプレーぶりからすると、ミランの方がナーバスになってしまったように見えた。最初のジラルディーノのシュートが決まっていれば、もちろん全く違った試合になったに決まってるし、ピッポなら押し込んだんじゃないかと思ったりもするけど、そんなことを言っても仕方がない話。来週のバルセロナでのセカンドレグもいい試合になってくれると思う。と言うかなれ。

 バルサとミランでは、正直なところ、どちらを応援したらいいのか悩む。僕はイタリア贔屓だけど、ここのところ最も着用頻度が高いのはバルサのユニだったりするので。試合を観た感じでは、どうやら52対48くらいでミラン派だったような気がするが、それは結果も知って数日遅れで観るからで、こういう試合をリアルタイムで観られない環境なのは、やっぱり悲しいことだよなあとしみじみ思う。で、ミランに勝つならバルサにチャンピオンになってほしい。今のバルサはホントに美しい。ともあれ、今年の拡大トヨタカップにはミランかバルサかアーセナルが来るわけで(ビジャレアルさん、ごめんなさい)、それは去年よりもずいぶんそそられる(リバプールさん、ごめんなさい)。
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by mono_mono_14 | 2006-04-22 01:43 | 蹴/calcio | Comments(0)

Ojos de Brujo を抜ける風

 僕が毎日のように遊びに行くところのディスプレイに、んんっ? と惹きつけられるナニカを認めたのが確か10日間ほど前のこと。そのナニカはCDの紹介で、おおっ! とたちまち引き込まれ、とりあえずHMVを覗き1枚見つけた。ディスプレイされていたものとは全然違うアルバムなんだけど。しかもそのリミックス版。ずいぶんとヘンな横丁からこのアーティストに入り込む感じになってしまうのだけれど、まあ流れ重視の僕であるゆえレジへ。バルセロナのアーティスト、Ojos de Brujoの『Bari' Remezclas de la Casa』。当然の助動詞べしな輸入盤。スペイン語しか載ってないわけ。カタカナライゼーションもままならない。5曲+ボーナストラック1曲の全6曲、30分強のこぢんまりとした作品。比較的最近に新譜が出ていたようなので、それも見つけたい。
 アフリカとかアラブとかもしかしたらインドとかまで入り混じった旋律。スパニッシュなギターの音色。コーラスは呪術的というか祈祷的というか。『ローマ人の物語』でよく出てくるような地図、アフリカの上の方とヨーロッパ、それにトルコだとかシリアだとか、要は地中海を真ん中に置いた地図ってことだけど、あれを思い出した。ああ、あの辺はホントに長いこと混じり合っているんだなあって。とりあえず音楽に限定しても、土着の個性の主張とそれらの混淆の歴史の上にあることが感じられる。FaniaZap MamaDaniele SepeとこのOjos de Brujoとは、もちろん、それぞれがずいぶんと違い、そして同時にずいぶんと近しい。21世紀の今日、これらの近しさを運んでいるのは、世界中を自在かつ瞬時に駆けめぐるデジタル情報でもあるけれど、たぶん、何千年の昔から変わらず吹いている地中海を渡る風でもあるのだと思う。

 冒頭のように書くと、僕が遊びに行く「ところ」がどこかの街角のようにも読めるけど、ブログです。「ディスプレイ」もアフィリエイトの一種。僕のモニタ画面上で2センチ四方にも満たないような小さいジャケが表示されていただけで、説明文のひとつもあるわけでなし。我ながらよく見つけたなと。
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by mono_mono_14 | 2006-04-20 23:56 | 音/musica | Comments(2)