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51CとnLDK ─住まいと街

Ho comprato un libro sulla storia delle case giapponesi moderne. Questo mi interessa molto e mi fa pensare una cosa. Cioe' gli urbanisiti devono pensare piu' sulle citta' ideali e devono muoversi praticamente per gli ovvietivi.

 ランチのついでに冷やかした書店で、『「51C」家族を容れるハコの戦後と現在』という本を買った。これが、恥ずかしながら知らないことだらけなのだが、刺激的でおもしろい。
 「51C」というのは、戦後の日本を支えた公営住宅のモデルとなった住戸(誤解を恐れずに言えば間取り)タイプの名称だ。わずか35平米の中に畳敷きの2間と食事をとれる台所(ダイニングキッチン)が収められている。モデルとしての完成度の高さゆえに広く定着し、そのために、住宅をいわゆる「nLDK」モデルに封じ込める力を持ったのではないか、との批評に晒されていた(以上、流し読みの受け売り)。その当否を巡り、51Cの検討チームにいた建築計画学の鈴木成文と、51Cにもの申していた社会学の上野千鶴子や建築家の山本理顕らが意見を交わしている。住宅と街はどんな関係を持つべきか、どんなモデルが提示されるべきか、という辺りが主題だ(少なくとも、読み手の僕としての主題)。

 ちゃんとした(?)ブック・レビューは後日に回して(怪)、ファーストインプレッションと言うか、直感的な読後感だけ。
 こういうこと(住宅と街の関わり方とか、現在の住まい方とか)は、僕ら都市計画の人も考えるし、この本に登場する人たちの著作や論考にも目を通す。だけど、考えるだけに終わることが多い。建築家は、考えてみて、言ってみて、つくってみる。建築だけでなく、都市についても、考えてみて、言ってみて、部分をつくってみる。都市計画の人はつくってみることが少なすぎる。どうしたって、つくってみる人が頼りにされるんじゃないか。都市計画の人も、ある部分をつくるというプロセスに居場所を見つけるべきだ。

 この本の軸となっているのは、『「51C」は呪縛か』というシンポジウムの記録。それを企画したのは、本書の著書のひとりである山本喜美恵という20代の女性。あとがきにシンポジウムの実現に至る裏話がちょっぴり披露されている。どちらかと言えばシャイに彩られた文体で綴られた、その圧倒的な行動力。率直にすごいと思った。同時に、彼女よりもずいぶんと馬齢を重ねた自分の腰の重さもすごいと思った。
by mono_mono_14 | 2004-11-10 23:53 | 本/libro | Comments(0)
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