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Jovanotti『Safari』

Per me "Capo Horn" e' il bellissimo disco di Lorenzo Jovanotti. "Safari" uscito in quest'anno che ora ascolto mi pare che abbia la qualita' quasi stesso livello di Capo Horn, e' forte, romantico, lirico, complesso, maturo, positivo, ...dammi altri aggettivi appropriati. Comunque e' bello.

 しばらく前に覗いた新宿のタワレコでライオン顔が面出しされていて一も二もなく購入。Jovanotti『Safari』。特設サイト、あり

01:オープニングはすでにシングルカットされている「fango」。心地よいコトバの響き。柔らかな旋律。ポジティブなヴァイブ。発音と語感の二重奏が描き出すジョヴァノッティの歩む地平のなんとたおやかなこと。佳曲。ギターでベン・ハーパーが参加。
02:「mezzogiorno」はアメリカンなポップ・ロック。ベースが醸し出す高揚感あるグルーヴ。ウーリッツァー、ギター。爽快にブロウしまくる陽気なホーンたち。
03:穏やかで叙情的な(卒業式のような)曲調のバラッド。ポジティブな告白のような「a te」。印象的なストリングス。若人よ、卒業式でかけて泣け(別の場所でも書いたな、このフレーズ)。いい曲。素晴らしい。
04:「dove ho visto te」、うまく言えないけどチャレンジングな感じ。一聴して膝を打つような曲ではないのだけれど、興味深い。カエターノ風と言うか。いや、カエターノも詳しくないのだけれど。
05:「in orbita」。前曲と似てるニュアンス。組曲なのか。胸騒ぎする感じのアレンジが悪くない。特にホーン。
06:タイトル曲「Safari」。白眉。文句なしのハイライトトラック。ネグラマロとのコラボは、かの「Cade la Pioggia」への応答と受け取るのが順当。いくぶんレトロスペクティブなファンクのグルーヴには、ジョヴァノッティのやんちゃ魂が存分に染み渡っている。ジュリアーノとふたりでたたみかけるクライマックスのボーカルは気圧される勢いがある。加えて、少し後期のスタカン風味あり。
07:続く「temporale」でコラボレーションしているのは、スライ&ロビーなるジャマイカのリズム隊らしいが(雰囲気、シブすぎ)、いわゆるレゲエ風味とは少し違う独特のビビッドさのある実験色に溢れている。主旋律はちょっと脇に置き、リズム隊に意識を割くと、どえらくかっこいい。
08:「come musica」。ジョヴァ節だだ漏れ。ジェンテデッラノッテ的な。伸びやかなサビメロ。ストリングスのアレンジ。ただ、その前の4曲が実験的なので、その後に聴くと少し日和ってるように感じちゃったりする汚れつちまつた僕なのであった。
09:再び前曲とセットであるかのような展開。組曲なのか。「innamorato」。タイトルにふさわしい穏やかさと切なさとポジティブさ。
10:コラボ三昧のこのアルバムでも、やはり驚きを禁じ得ないセルジオ・メンデス登場。「punto」。おお、ボサ・ジョヴァ。異様な(そして偉大な)まったり感。濃厚。いろんな意味で。サザンっぽいな。桑田佳祐はセルメンなんだな。
11:オリエンタルなラップ。呪文のよう。タイトルも「antidolorificomagnifico」と十分に呪文っぽい。僕はさほど惹かれない。
12:エンディングは「mani libere 2008」。僕的にはいまひとつ惹かれないままアルバムが終わるのがやや残念。アジテートなメッセージのような気がする。

 僕は、『Capo Horn』の内気な人のよさとか控えめな陽気さとか形容したくなるような、あの色合いがとても好きなのだが、この『Safari』は、『Capo Horn』のコドモの素朴な芯を残したまま、たくましく成長したオトナのようなアルバムだ。『Buon Sangue』は、次段階突入宣言のようなアルバムだったが、『Safari』は、その新しい段階の音楽が着実に成熟の途をたどっていることを感じられる。全体的にオトナな実験意欲に満ちている。マンネリ的定番料理を期待するお口には微妙に合わない可能性もあるが、いや、聴くほどに染みてくるところがある。いい。アッパレやろう。

 僕が入手したのは通常仕様だが、2枚組だか3枚組だかのデラックス版が存在するようで、日本でも出回るようになったら、きっと買ってしまうだろう。
by mono_mono_14 | 2008-03-05 19:36 | 音/musica | Comments(10)
Commented by bianchi at 2008-03-24 23:28 x
はじめまして。偶然にこのブログにたどり着き、初めて見たのに、コメントします。ちょっとドキドキ!
と、私にそんな勇気を起こさせたのは、Jovanottiの記事があったからです。夫の転勤の為、ローマに暮らし2年過ぎ、ストレスの多いここでの生活に癒しと元気を与えてくれるのは、私にとってはイタリアンポップスなのです!台所にいる時は、ラジオイタリアはかかせません!!!という暮らしをしています。
過去の記事を拝見すると、negramaroやジョバンニ・アレッヴィも紹介されていて!私も大好きで、つい先日はジョバンニのコンサートに行きました!過去記事読むと、negramaroのCD買うのに、日本ではそんなに入手するのに、苦労するんですか?!
でも、JovanottiのCDは、タワーレコードで特設もあるほどなんですか?!日本でも有名になってきているのですか?ごめんなさい、質問攻めですね。
イタリアは、CDの値段が(税金が高い)、日本よりも高いんですよ。なので、少し時間が過ぎると値下げをするので、私はラジオで聞いて気に入ったものをそのタイミングで購入してます。
現在、一番耳にするのは、a te ですね。 いろいろ書いてしまいました。ではまた、遊びにきます。
Commented by mono_mono_14 at 2008-03-25 21:52
>>bianchiさん
こんにちは。Jovanotti経由でお越しくださったとのこと、とても嬉しく思います。

すみません、タワレコに特設サイトがあるわけではなく、Jovanottiの公式サイトに、です。日本でももう少し人気が出るかと思ったのですが、今一つ伸び悩んでいるような。。。来日公演、ないですし。。。と言うわけで(?)、僕自身、ものすごく小さなスケールで普及に励んでおります。聴きそうな人にCDを贈るだけですが。
イタリアのポップミュージックを日本でゲットしようというのは、わりと難しいことになってます(と思います)。店舗での取り扱いは全体的に漸減傾向な気がします。アンドレア・ボチェッリとラウラ・パウジーニだけ置けばいいと思ってるっぽいです(笑)。ちなみに僕はどちらも未聴です。

ともあれ、遊びに来てくださり、どうもありがとう。よろしければ、ぜひまた。bianchiさんのローマ生活を彩るイタリアンポップスのオススメなども教えてくださいね。日本では買えないわけですが^^;。
Commented by bianchi at 2008-03-26 17:57 x
お返事ありがとうございます。イタリアンポプッスの日本の様子を聞けるのは、嬉しいです。イタリアンポプッスの話が出来る人(興味ある人)が私の周りには、あまりいなくて、なので、これからもちょくちょく遊びに来ますので、よろしくお願いします!

そろそろ、safariツアーが始まります。行こうかどうか、迷ってます...。
Commented by mono_mono_14 at 2008-03-27 01:50
>>bianchiさん
さっそくに再訪いただきましてありがとうございます。楽しんでいただけるようなイタリアン・ポップスのお話がどれくらい上げられるか、とても心許ないですが^^;、でも、がむばります。
えっと、迷う理由がわかりません(笑)。ローマは5月17日かしら。日本代表(?)として、ぜひツアー会場へ!
Commented by bianchi at 2008-03-31 18:16 x
迷う理由無いですよねー。でも、私が迷っているのは、一緒に行く相手がいない事です!イタリアのコンサートは、夜9時からが普通で、終わりは11時頃。余韻に浸り、ゆっくり出れば11時半から12時。なので、ここに住む日本人のお友達では、よほど好きで無いと、なかなか一緒に行けません。イタリア人の友達で、唯一行くような人がいるんだけど、誘ったら、仕事で無理との事。エーン!イタリアって食事とコンサートは、同伴者ありで行くのが当たり前なんです。ちょっと、ひとりで行く勇気は無くて...。チケットは私が買うので、ご一緒しませんか?
Commented by mono_mono_14 at 2008-04-02 16:09
>>bianchiさん
なるほど。日本だと男女を問わずにコンサートに単身で乗り込む人はいくらでもいますが、イタリア的コンサート事情があったんですね。いや、勉強になりました。
・・・で、来い、と(笑)。
チェルト! だの、ヴォレンティエーリ! だのとお返事差し上げたいのは山々なのですが。5月にローマ。ハードル、激高いです。すみません。
・・・という冴えないお返事に続けるのは気が引けますが、それでもやっぱり、bianchiさんにJovaのライブに行ってもらいたいなぁ、と思っておりますです。
Commented by bianchi at 2008-04-03 06:18 x
無理なお願いに、お返事いただいて、すみません。笑
イタリア的コンサート事情で、日本と違うなーと思うのは、チケットは当日でも何故か買えてしまったりします。ダフ屋からでは無いですよー。もちろん、人気アーティストのものは売り切れもありですが、今回のコンサートは2日間あり、会場も広めの場所なので、おそらく間際でもOKだろうと思っています。なので、急に来れるようになったら、いつでも連絡下さいね!!
Commented by mono_mono_14 at 2008-04-04 10:57
>>bianchiさん
はい、そんな暁には遠慮なくご連絡いたします。5月のローマは、もう夏ですね、きっと。
いいですね、当日券。当日でもチケットがあるというのが、本来の「興行」のあるべき姿だと思います。発売初日に電話をかけ続けて、つながった時には完売なんて、どう考えてもおかしいですもん。
Commented by kotaro_koyama at 2008-07-23 01:13
すばらしいぃぃぃぃ!日本にもmono_mono_14さんのようなJOVANOTTIファンがいるとは!!!親近感と感動を覚えました・・・
Commented by mono_mono_14 at 2008-07-23 10:49
>>kotaro_koyamaさん
こんにちは。過分にお褒め(?)いただき、ありがとうございます。そろそろ来日公演とかしてくれてもいいんじゃないの、などと思いつつ、CDプレイヤーのプレイボタンを押す日々を過ごしております。
イタリアで子育て。大変なことも多そうですね。でもすくすくと元気そうで素敵ですね。
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