イカ的なもの
僕の中のイカ的なもの。・・・おいおい、大丈夫か、この入り方は。いや、僕にもよくわからない。
中沢新一によれば、誰しも自らのうちに「イカ的なもの」を抱えているはずだそうで、それを自覚し呼び起こすことこそが21世紀の平和を実現するミソになるのだという(イカならワタというべきか)。 半月ほど前に、待ち合わせまでに少し空いてしまった時間を埋めるべく立ち寄った書店で発見した『イカの哲学』。波多野一郎の「烏賊の哲学」という、40年ほど前に世に出た論考を引っ張り出して、それを紹介しながら、21世紀のエコロジカルな平和論を説いている。・・・らしい。 一読して、わかったようなわからなかったような、つまりはわかっていないということだと思うが、そんな印象がぼんやりと、イカが吐き出した墨に濁った海水のようなもやもやとして残った。再読を要する1冊。わかったことは、中沢がカイエ・ソバージュで熱心に説いた対称性の思想と軌を一にしていることくらいだ。いかにもお粗末。・・・すまん。
by mono_mono_14
| 2008-02-29 13:50
| 本/libro
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