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rodrigo y gabriela

Con solo due chitarre acustiche questa musica e' creata. Difficile crederci ma sarebbe la verita'. Rodrigo e Gabriela, ora si deve provare.

 「All the percussive sounds you hear on this album come from Rod and Gabs acoustic guitars」。うそだろ。弦楽器の音ではないよ。バスドラムやパンデイロみたいな音が頻繁に鳴り響いている。「A lot of people, when describing our sound, say we play flamenco. We don't. We blend a lot of styles into our playing, but this area of music is not one of them」。そうだろ。だから僕もフラメンコとは描写しないことにする。スパニッシュな薫りは色濃いが、フラメンコとは違うと思う。この喩えでイメージを掴める人は少ない気もするが、ヘヴィメタル/ハードロックの早弾きギタリストが、アルバムにちょこっと混ぜるアコースティック・インストゥルメンタルのようだ。マイケル・シェンカーとかが演ってたニュアンスがある(古いギタリストだったらすまん。四半世紀前の記憶だ)。実際、ツェッペリンとメタリカがカヴァーされており、そっち系(どっちだ)をたしなむアーティストでもあるのだろう。
 あ、まだアーティストを紹介していない。僕が聴いているのはロドリゴとガブリエラ(rodrigo y gabriela)。2台のアコースティックギターで奏でるぶ厚いインストゥルメンタル。アルバムのタイトルは不明。ユニット名を冠したアルバム(セルフタイトル)なのかも知れない。爬虫類っぽい目のクローズアップ写真に、彼らのライブパフォーマンスの様子がうっすらと浮かび上がるジャケット。やや気色悪い。しかしひるんではいけない。オマケのDVDもおトク感満載の素晴らしさだし、何よりも聴ける人は聴くべきパフォーマンスなのだから。
 ・・・なんだ、この最後の当たり前の一文は。いや、万人に広く勧められるわけではないと思うわけで。ギター、ロック、ワールドミュージック。こういった辺りに馴染みがある耳(と脳)でないとしんどいかも知れない。ということで、試しに彼らのウェブサイトのビデオクリップをチェックしてみてほしい。伊コヒイキ党としては、「Rodrigo y Gabriela performing 'Tamacun' on Italian National TV RAI Uno on Oct 12th 2006.」と題されたクリップをクリックしてほしいところだ。必ずしも、それが録音として最も優れているわけではないのだけれど。
by mono_mono_14 | 2007-07-18 19:11 | 音/musica
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