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『プロ作品展』

b0018597_23104846.jpg 坂道からふと見やったカラヤン広場。展示がある。あぁ、東京デザイナーズ・ウィークだったか。アタマからはすっかり抜け落ちていたのだけれど、毎年、この広場でも展示をやっていたのを思い出す。題して『プロ作品展』。味も素っ気もない。プロのデザイナーによるプロダクトの展示。どうやら今年は「LOVE」をテーマにしたファニチャーがお題らしい。簡単に言えば自由ってことですかね。
 少なからぬ人に共感してもらえるんじゃないかと思うのだけれど、いろいろなデザインを見て回るのはとても楽しい。100個近くのデザイン・プロダクツ。さりげないフツーな椅子から、一歩間違えれば「王様のアイディア」みたいなものまで、ほんとにさまざま。楽しい。何周もしてしまった。




 僕的ベスト5を選んでみた。

第5位: 稲垣留美 LOVE
b0018597_2294733.jpg 自由に使えばよいシェルフの類だと思う。色の取り合わせ、形の組合せが、ものすごく適当なバランスだと思う。でも、もしかするとTSUTAYAみたいに見えるかも知れない。半分オブジェみたいなものだと思うので、収納スペースに不自由していなくて、フロアにもゆとりがあるリビングなどにそっと置いてみたい。自分にそんな住環境を得られる日が来るとは思えないが(哀)。

第4位: 辻村久信 環(kan)
b0018597_22101434.jpg 座椅子。ファブリックの柄、木のフレームが描く滑らかなライン。美しい。こういうのこそが「和室のソファ」に任命されるべきなんじゃないかとすら思うほど。実際には僕はこういうのを選んでいるわけだけれど。実際にはこの座椅子に座ってみると背もたれ部分が痛かったりするのかも知れないのだけれど。

第3位: 森本裕持 [te](テーブル)・[se](小椅子)
b0018597_22104962.jpg プランターボックスがくっついた小さな片持ちのテーブルと椅子。常にグリーンが傍らにあるというだけでなく、そのプランタの重さでテーブルのバランスを取るアイディアが◎。庇の深い風通しのいいテラスとか、大きな窓のあるベッドルームの窓際とか、そんなところにちょこんと置いてみたい。自分にそんな住環境を得られる日が来るとは思えないが(哀)。

第2位: 田口静華 BOUQUET
b0018597_22112015.jpg このティアドロップ形の美しい曲線。材質(たぶん。それとも仕上げだけ?)の違う木が描くグラデーションの色合いがとても好みだ。長く座っているのはツラいかも知れないけれど、立食パーティのあちらこちらとかにこんな椅子がたくさんあったら、ほんとにフロアのブーケみたいで素敵なんじゃないかと思う。僕が座ったら壊れそうだけれど(泣き笑い)。床座のくつろいだ宴会で、グラスやおつまみを置いておくなんていうのもよさげ。

第1位: 野口光春 ボンテーブル
b0018597_22115084.jpg シンプルながらプロポーションが素晴らしいと思う。それこそグラスやおつまみを置いておくような、持ち運び自由なテーブルで、木製の天板がかわいい。そして、この天板が取り外せてトレイになる。作品名はお盆なテーブルの意だと思う。ある意味では日本的なデザイン(プロダクト)の王道のような気もする。つまり、シンプルで多目的で省スペース。そういう作品を第1位に選んでしまう己のメンタリティが愛おしいやら口惜しいやら。1位だけでなく、全体的にそういう作品を選んでいるな(再び泣き笑い)。

番外編: 新井清一 無角
b0018597_22121273.jpg 最も存在感を放っていたのがこれ。フォルムと言うか、非対称な形状と滑らかな曲線、質感と色合いは、僕の好みではあるが、いかんせんデカい。用途は、もしかすると一輪挿し。このスケールアウトな感じも笑えていいのだが、いかんせんデカい。
by mono_mono_14 | 2006-11-02 23:11 | 文/cultura | Comments(0)
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