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オマケの1枚

 CDショップでCDを2枚買って、お金を支払いショップのロゴがくっきりと浮かんだ袋を受け取る。帰宅してからその袋を開けてみれば、普通はCDが2枚出てくるものだが、その日は3枚出てきて、ちょっとびっくりしたのだった。ユニオンジャックをあしらったジャケの心当たりのない1枚は、さながら「あちらの方からです」と運ばれてきた爽やかなカクテルのようだ。そんな経験ないけど。ははーん。さてはレジの若い女の子が僕に好意を寄せておるのだな、なんだ、その場で言ってくれればいいのに、そしたらおじさん真に受けて頬を赤らめたりして、力いっぱい笑い者になってやったのにな。などということがあろうはずもなく(もちろん、科学的厳密さから言えば好意の有無は確認できないが(というこの注釈にいったいどんな意味が?))、どうやらHMVのキャンペーンらしかった。だったら、キャンペーン中だからこのCDも差し上げますね、くらいのひとことがあってもいいような気はするんだけどな。ははーん。さてはレジの(ry。
 『PLAYLIST7 BRITISH ANTHEMS 2006』と題されたオマケの1枚には、ほとんど知らないバンドの皆さんがかき鳴らす若く青きブリティッシュ・ロックが詰まっていて、聴いてみたら何だかFMを流しているようなキブンがした。すべて忘れ去って行く曲たちかも知れないけれど、こんなふうに新しい音楽が僕の暮らしに降りかかってくるのは何だかいいな。だけど、もし、キャンペーン期間中にHMVでCDを買うたびにこっそり同じCDが詰められてくるのだとしたら、それはそれで考えものなことではある。
by mono_mono_14 | 2006-10-20 19:41 | 雑/quotidiana
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