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『ザ・藤森照信』

 『ザ・藤森照信』なんていう本が出て、それなりに大きい書店の建築コーナーの辺りに平積みになっているんじゃないかと思うが、これ、ぱらりと立ち読みしてみてほしい。写真がとてもおもしろいので。建築に興味がある人には、記事もおもしろいと思うけれど、ケンチクのムックとしては、画期的な写真が並んでいると思う。表紙からして見たことない感触が全開だ。
 この“画期的な”写真を撮ったのは本城直季。一気にメジャーになってきたので、作品のひとつやふたつ、知らないうちに目にしてるかも知れない。高いところから撮ったオモチャか模型に見えるような不思議な風景写真が注目されている写真家だ。僕もそういう写真しか見たことがなかったのだけれど、今回の『ザ・藤森照信』で披露されている本城の写真は、これまでに見たことのないアングルが多々ある。インテリア写真なんてのもある。驚くことに、それでもそこには本城ワールドがぱぁーっと開けていて、そして端正路線とは真逆へとひた走る藤森建築の魅力がいっそうくっきりと浮き出ているように思う。屋根にタンポポを植えて「タンポポハウス」と呼び(自邸)、屋根にニラを植えて「ニラハウス」と呼ぶ(赤瀬川原平邸)、そんな藤森建築は、ややもすればコミック建築と思われがちなところがあるが、本城の写真を通して再発見するタンポポハウスはコミックでもなんでもなく、地球とくつろぐいい感じにユルい魅力的な住まいなのであった。それにしてもこの写真、ほんとにおもしろい。
by mono_mono_14 | 2006-08-12 23:59 | 本/libro | Comments(2)
Commented by mariko at 2006-08-15 22:06 x
見ましたよ〜見ましたよ見ましたよ!!(しつこい)
いやー。すごい。びっくりでした。
ほんとにおもちゃか模型みたい!あー楽しかった。作品集まで探してみました。すごいなあー。
何の知的な香りもない感想でしたが、この私の興奮度をかんじていただけたでしょうか?(笑
Commented by mono_mono_14 at 2006-08-17 09:47
>>marikoさん
見てくれましたか、おもしろかったでしょ? marikoさんは模型の写真を撮ったりすると思うから、ほんものの建築がああいうふうな写真になるのはおもしろく感じるんじゃないかと思ったんだ。作品集まで見てくれたなんて、とても楽しんでくれたことがよく伝わってきますよ。写真家本人とは何の関係もない僕ですが(笑)、何だか嬉しいです。ゼミの皆さんにも触れ回ってみてください(なんでだ(笑))。
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