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日本 vs トリニダード・トバゴ

 なにごともなかったかのように日本代表が試合をしていて、なにごともなかったかのようにスタンドは満員で、なにごともなかったかのようにやや聞き飽きたチャントと黄色い歓声が響き、なにごともなかったかのように聞くに堪えない実況と解説が喧しい。
 なんだか納得できないトルコ戦の敗戦を、神様の異名を取るスーパースターの監督就任と小野伸二の鮮やかな先制点でうやむやにしながら始まった4年前と同じように、なんだか納得できないドイツ大会の覇気のなさを、百戦錬磨の名将の監督就任と三都主アレッサンドロの2得点でうやむやにしながら新しい4年間が始まったのだ。オシム・ジャパン、船出。

 ワールドカップと較べると、ドイツ大会出場国が相手だとは言え、いかにも観る気持ちの入れにくい試合だ。オシムの腹の底にある理想のメンバー、理想のサッカーの、おそらく1割程度も達成できていなかったんじゃないか、と思わされるほど、どうでもいいサッカーだった。観る方の気持ちがどうでもいいから、どうでもいいサッカーに見えるのか。そうかも知れない。でも、だらけて観ているこちらに活を入れるようなプレーを披露してくれてもいいんじゃないのか。初選出が多いのなら、なおのことそういう溌剌としたピッチになっていいんじゃないのか。

 斜に構えたうがった見方はやめよう。
 レッズとマリノスを中心に構成されていて、多少は気心の知れた顔ぶれが並んでいるにせよ、やはりどこかぎこちなく、おっかなびっくり気味の試合ながら、特に前半はラインの間隔が詰まったスモール・フィールドで、ボールも左右に動いていて悪くなかった。
 ただ、全体的にもう少しスケールの大きいダイナミックなプレー、フリーランニングでもパスでも一気に大きく動くという場面がほしかった気はする。徐々にスケールアップしていくことを期待。
by mono_mono_14 | 2006-08-09 23:59 | 蹴/calcio | Comments(0)
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