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Players『From the Six Corners』

 Playersの『From the Six Corners』。ファンク。ジャズ。ソウル。少しノスタルジックな音づくり。演奏感ひしひし。Souliveを彷彿とさせる演奏なんかもあり、「ちょい不良」テイストな小気味よさがある。

 プレイヤーズは、僕はその存在をポール・ウェラーのアルバムのライナーノーツで知ったのだけれど、ポールと一緒にスタイル・カウンシルをやっていたミック・タルボットとスティーブ・ホワイト(こちらは今でもウェラー・バンドの一員だ)、それにオーシャン・カラー・シーンにいたデーモン・ミンチェラ(彼もウェラー・バンドの一員だ)が中心となって展開しているグループで、これが2作目なんだそう。ミックとスティーブはスタカン後もけっこうツルんでいて、これまでの足跡もほんの1、2枚だけれど持っている。ややジャズ色が強かったりする彼らの演奏は、商業的な大成功こそ収めてないかも知れないが、音楽的にはけっこうツボだったりするのだ。

 この作品は、これまでのクールさと較べると、ずいぶんとウェットでエモーショナル。ただ、僕にはボーカルが不要だ(あるいは、このボーカリストが僕にフィットしていない)。インストだったらもっとカッコよかったんじゃないかなーと思う。でも、この躍動感ある演奏はイイよ。よりインスト系で、クラドックも参加したりしたという1枚目『Clear the Decks』も買おうかな。何しろ、ウェラー・ファミリーの活動はできるだけ応援してあげないといけないのだ。それは僕の使命なのだ(ンなこたないけどサ)。
by mono_mono_14 | 2006-07-16 20:19 | 音/musica
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