『明日の神話』@汐留

 岡本太郎の壁画、「明日の神話」。詳しい話はこちらに委ねるけど、少しかいつまむ。原爆が炸裂する瞬間を描いた壁画。日本の「ゲルニカ」。メキシコのホテルのロビーを飾る予定だった壁画。メキシコオリンピックの頃。僕が生まれてすぐの頃の話。よく考えたら、こんな壁画を飾るホテルというのが想像しがたいな。しかしホテルの企画が頓挫したために、流浪の運命を余儀なくされ、いつの間にか行方知れずに。それが、メキシコの資材置き場で発見されたのが2003年9月。大発見。とりあえず、処分せずに放置プレイで対応してくれたメキシコの人たちに感謝。日本へ送り、大修復。その「明日の神話」が、8月末まで汐留で公開されている。観てきた。
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 コトバにする必要はないと思うが、実際、簡単にはコトバにできない。ナンダ、コレハ! だ。絵のどの部分がどんな意味で、とか、まったく無意味だと思うが、観ている僕は、放たれている何かを受け止めることにはなってしまう。でも、それは、必ずしもコトバなわけではない。表情があるオブジェクトはユーモラスで、無表情のオブジェクトがむしろオソロシイ。踊り狂うかのように炎に包まれる人々のシルエット。四方八方へと放たれる閃光のような骸骨。これも炎上しているが、その無表情さと白さが、つい観ている者を押し黙らせるアウラを放っている。期間中に、また行きたい。
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by mono_mono_14 | 2006-07-15 23:59 | 文/cultura | Comments(0)
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