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Garrafieira

 おー。期待感を煽るオープニング。ライブのよう。体に染みついた土着のフィーリングにジャズをまとわせたアーバンでアダルトな・・・って大丈夫か、この形容、澱んでないか? ちょっとソフィスティケートされすぎてる嫌いもないではないのだけれど、リラックスして聴ける心地よいブラジリアン・ジャズ・ブラスバンド。ホーンセクションが気持ちよくブローしているので勝手に名づけてみたが、ブラスバンドと言っても、ちっとも大編成ではなく、ジャケ写に頼れば8人編成と思しきバンドで、半分がホーン・セクション、残りがギター、ベース、パーカッション、ボーカルという感じ。女声ボーカルが誰かに似ているなと思ったのだけれど、典型的なブラジルの声のような気もする(そして、少なくとも僕にとっては、そういう声の先にはエリスがいる)。
 Garrafieira(ガハフィエイラ)なるユニット名で、その名を冠したアルバムを買ったのは、例によって“何となく”に過ぎなくて、予備知識もゼロ。「ジャズよりもパゴーヂ」という彼らのモットー(スタイル)に、何となくサンバを求めていた僕のキブンが引っかかったのだと思う。先に記したとおり、思ったよりも洗練されていて、もう少し土っぽい、あるいはストリートっぽい香りを求めていた僕のキブンにジャストフィットしたわけではなかったが、リラックスした夏の夜のささやかなときめきのような、僕のキブンの方をアジャストさせていってもいいかな、と思わせる音だった。
 オリジナルとクラシックを半々くらいのバランスで織り込んだアルバムで、オリジナルでは「mais pagode do que jazz」や「garrafeira」、「serramar」が心地よく、クラシックでは「o morro nao tem ves」や「lamento no morro」、「samba da minha terra」がイイ。ボーナスに入れてくれた「bananeira」のリミックスもマル。
by mono_mono_14 | 2006-06-28 22:46 | 音/musica | Comments(0)
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