雲太・いにしえの出雲

 少し前を歩く上司がふと振り返る。京王プラザホテルに出雲大社の模型が来てるらしいぞ。行ってみよう。口を挟む間もなく打合せの帰り道は緩やかに駅への最短距離から逸脱していった。道草、歓迎。望むところだ。

 「出雲大社の模型」というのは正確には間違いだ。出雲大社は今も厳かに建っており、京王プラザにある模型は、その出雲大社ではなかったからだ。立派な木製の模型に写されたのは、「雲太」という、その昔、かつてあったかも知れない出雲大社。天高く掲げられた社。そこへ向かう長い階段。一説によれば、天空の社の高さは48メートルとも96メートルとも言われ、そこに到る階段は長さ100メートル以上にもおよぶという(高さ48メートルの場合)。この模型は1/10のスケールだから、高さは5メートル弱、階段の長さは10メートル強ということになり、立派とは言え、何となく「おおきなきがほしい」のかおるくんの小屋だ。でも、この10倍のスケール感を想い描いたとき、いにしえの民のスケールの大きさに圧倒される。すごいよ、これ。ほんとに10倍のサイズで昔の出雲に建っていたのなら。
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 出雲だか島根だかをPRする企画らしく、県花だというボタンの花も飾られていた。ボタンの花をよく知らないのだけれど、すごく立派な花だ。とは言え、トータル的には微妙なPR空間ではあった。つか、なにゆえ京王プラザホテル?
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by mono_mono_14 | 2006-04-13 23:38 | 文/cultura | Comments(0)
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