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虚ろなヴィーナス

 豊洲まで伸びて少し便利になった「ゆりかもめ」に乗ってお台場へ。ゆりかもめに乗るのもお台場に来るのもたぶん2回目だと思う。とてもとても縁遠い場所だ。ゆりかもめの本数がたくさんあることに驚き、ヴィーナスフォートの場末感に唖然とした。
 ヴィーナスフォートは、バブルが弾けて埋立地がさっぱり売れなくなって焦りに焦った東京都が、とりあえず10年間だけ好きなことに使っていいから誰か借りてくれないか、と持ちかけたのに応えて1999年にできた商業施設。完成当時は、天井が移ろいゆく空になっているのがウケたりして、何だかとても賑わっているとのニュースが流れたものだけれど、今日、訪れたヴィーナスフォートは、以前と変わらず天井に青空を映し出してはいたのだけれど、とてつもなく虚ろだった。中学生の頃、ニチイ(今のサティかな)というスーパーの地下でヤキソバとかを買い食いしていたあの感じ。あの感じに満ちていた。何だかしみじみした。10年間限定という事業スキームも含めて、一時は確かに時代の寵児だったのに、10年間の半分ももたなかったんだな。そして、どんなに話題を集めても、商業施設はやっぱり“街”ではないんだということを、思った。あと数年、この“女神”は虚ろな眼差しで立ちつくしているのだろうか。
 一方、ゆりかもめは、海辺を高みから見渡せるという点で、少しアドバンテージがあるなと思う。言うまでもなく、そのアドバンテージは「海」がもたらしているわけだけれど。

 こんなわずかな時間の中でしみじみ思ったのだけれど、よほどの理由がなければお台場には行けないよ。そして、今日はよほどの理由があったのだった。ポール・ウェラー追加公演@ZEPP TOKYO。東京最終日。これは改稿ってことで。
by mono_mono_14 | 2006-04-01 23:59 | 街/citta | Comments(0)
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