妄想深まりゆく晩

 急きょ友だちと飲む展開になり、例によって睡眠不足状態だったのだけれど無問題とばかりに構わず応諾。水道橋へ。連れて行かれたのは、初めて入ったほどよい規模の台湾料理屋「台南担仔麺」。んー、こういう系のご飯は久しぶりだー。四ッ谷にある「こうや」という台湾料理屋が、昨年の晩秋頃に火事で焼けてしまったのだけれど、すると僕の台湾風味に接する機会もがくんと減ったのだった(もっとも、「こうや」は「支那そば屋」と銘打っているから台湾料理屋ではないのかも知れない)。
 台湾料理はフツーの中華と較べると小皿仕様のことが多いから、少人数でもいろんな料理が頼める。あれこれつまみながら飲みたい派(どんなだ)の僕には嬉しい限り(・・・と書いて初めて気づいたが、台湾小皿料理は東アジアのタパスなのだな)。店内は赤色だのひっくり返った「福」の字だのナゾの人形だのあれこれエキゾチックでなかなかキブンだ。店員さんがオーダーを確認する時に口にする「腸詰めがひとつ」の「ひとつ」が微妙に「ふたつ」に聞こえるのも無意味にエキゾチックでよろしい(料理が2つ届いたら困っちゃうけどね)。温めた紹興酒をグラスでもらったら、大ぶりのグラスになみなみ。コップ酒状態だ。飲もうとすると揮発するアルコールが目に沁みてなかなか飲めない。教訓。温かい紹興酒は小さなグラスで飲むべし。あっちの皿をつつき、こっちのグラスを傾けながら、題材も素材もないのに本を出そうという間抜けな妄想企画に終始した。なんだそれ。

 その後、近くにある敷居は低いが品のよい「バー グラウンドライン」に移動。ここに来たのはまだ2度目なんだけど、気持ちのいいバーだと思う。久しぶりにアードベグを飲ったりしながら、ここでも引き続き間抜けな妄想企画にうつつを抜かす。なんだそれ。
 妄想深まりゆくやや飲み過ぎなナゾの晩となった。ちなみに本が出そうな気配なぞまったくないので念のため。何しろ題材も素材も気概もないんですから。
[PR]
by mono_mono_14 | 2006-02-10 23:59 | 雑/quotidiana | Comments(2)
Commented by afoto at 2006-02-11 22:13
台湾料理・・・美味しそうですねぇ!行ってみたいです。
しかも、お値段もお手ごろですよね?
確かに・・・東アジアのタパスって呼び方合ってますね!
台湾ものもスペインものも、素材の味を生かした日本人好みの味。
でも、日本に入ると、何故かお店が小奇麗になって、何でも高くなりますね。
お手ごろで美味しいのが、魅力なのに・・・。

今回、銀座のエスペロ(スペイン料理)へ行きましたが、美味しかったけど
あれがスペイン料理かというとかなり微妙。一緒に行った人もバルセロナ
に2年住んでたんですが、何だか食材や組み合わせなど半分イタリアン
入ってるよねー?という感想でした。ハモン・イベリコもあんな枚数で激高!
ランチも一皿目、二皿目あるんだけど、量が少なすぎ!
スペイン人見たらきっとビックリですよ~!日本人の胃にはいいのかも
だけど。なーんて文句タラタラでした(笑)。

Commented by mono_mono_14 at 2006-02-12 14:46
台湾料理、afotoさんはこないだ本場で堪能してきたばかりじゃないですか〜(笑)!
このお店は気取ってなくてお値段もお手頃でした。この日は客足が珍しく鈍かったとのことでしたが、それなりに入ってました。
エスペロというお店は行ったことないです。東京だとどこで食べてもハモン・イベリコは激しく高いです。スペインと較べるわけにはいかないとしても、他の料理とのバランスを欠いて高いと思います。
伊・仏・西等のランチコースの量は、僕も少ないと思うことが多いですが(笑)、あの辺りが質と量と予算と評判のバランスが取れる下限(?)なんだろうなあと思っています。
そこそこ安くてきちんと美味しいっていうお店が多いほど豊かな街だという気がします。圧倒的に関西の勝ちっぽいですね(笑)。
<< アメリカ戦 2誌のバルセロナ >>