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『おはぎ』と鯛焼き

 あ、そう言えば、と思い出し、カズが世界大会にデビューした日に、同じく書店の店頭にデビューを飾ったカズの初エッセイ『おはぎ』を買ってきた。さほど興味のない方も表紙だけでも眺めてほしい。意味不明だから。あまりに真顔でバカ全開(かなりほめてます)で、思わず噴き出しそうだった。内容は、新聞連載をまとめたもので、このうちの多くをカズのウェブサイトですでに読んだことがある気がする。ボール捌きほどには達者でない文章で、やや“政治的に正しい”香りが漂うところもあるのだけれど、何て言うか、永遠のサッカー小僧の澄んだ瞳のようなエッセイ。カズが駆けてきた道のり、背負ってきた重荷、舐めてきた辛酸、勝ちとった栄光、それらが一緒くたになって、カズにしか醸し出せない深みを感じるところも多い。
『おはぎ』と鯛焼き_b0018597_1992422.jpg カズは「全国おはぎ協会会長」を自称するほど、とんでもなく「おはぎ」が好きなのだと言う。それでこのタイトルなんだそう。残念ながら(?)僕はおはぎはさほど好きじゃないな、鯛焼きなら好きだけれど。そういうわけで(?)、四ッ谷の名店「わかば」へも立ち寄ることにした。若い男の子も列に並んで鯛焼きを1匹だけ買って行ったりするのは、何となくいい文化だなあと思う。会社のデスクトップなんていう美味しくなさそうな写真で失礼。ほんとは美味しいですから。
by mono_mono_14 | 2005-12-15 19:09 | 本/libro
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