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ブック・バトン

Ho ricevuto un "book baton" e per cui ho potuto riguardare una mia piccola storia libraria. Grazie a Kaioko-san, sei molto gentile che mi hai porto quel baton ancora, e di cui sono molto contento.

 ちょっと前にブック・バトンなぞいただきました。渡してくださったのはこちら。遅くなってしまったのですが、チャレンジしてみました。そしたら、ちっともうまく書けた気がしないのに無駄に量ばかりが長くなってしまいました。。。・・・ということをご了解の上、よろしければご一読を。

 改めて見るといろいろなバトンがあるんですね。僕は、これが2つ目のバトンですが、何を書いたらいいものか悩みつつも結構楽しいし、案外、自分でも発見があったりします。読んでくださる方にとってどうなのかというのは甚だ心許ないのですが、よく考えれば、それは全てのエントリで当てはまることでした(痛)。



1.持っている冊数
 たぶん多くの方がそうだろうと思うのですが、自分が本を何冊持っているかなんてこれまで意識したことがなく、ほとんど見当もつかなかったのですが、ちょっとした好奇心も手伝って、ざざっと数えてみました。雑誌とコミックは除いて、あとは文庫や新書から写真集、展覧会のカタログ、イタリア語教材、学生時代に教科書として買わされた本、シゴトで必要に迫られて買い込んだ本なんかまで含めて、家に500冊強、会社に500冊弱、合わせてほぼ1,000冊という結果が得られました。

2.読みかけの本
 いわゆる積ん読本はヤマのようにあり、とても数える気になりません。読みかけの本も以下同文。・・・図らずも「書き割りのような蔵書1,000冊」という実態が明るみに出てしまいました(恥)。とりあえず、自分の意識として読みかけ(読んでいる途中)という認識がある本を3冊だけ挙げてみます。他にもたくさんあるんですけど(再恥)。
◎岡本太郎『今日の芸術
 以前にも話題にしたことがあるこの本、いつまでかかってるのかという遅読ぶり。平易な文章なのに底力があるので、それなりのパワーを備えて対峙しないとページが思うように進まないんです、って完全に言い訳にもなっていませんね。。。

◎ヴァージニア・ウルフ『灯台へ
 まさに読み始めたばかりです。僕が勝手に信頼を置いている方のウェブログにあった書評に惹かれて。冒頭の何ページかしか進んでないのですが、淡々とした描写のはずなのに、いやに昂揚感を感じたりして、ちょっとわくわくしているところです。

◎エドゥアルド・メンドサ『奇蹟の都市
 書名に「都市」とあるとつい過剰反応を示すのと、舞台があの(どの?)バルセロナだったので、ずいぶん前に購入。しばらくはまあまあのペースで読んでいましたが、いつの間にか頓挫。でも、この本は読みたいような予感があります。なんだそれ。

3.最後に買った本
 お昼ご飯のついでに冷やかすのも含めれば、週に延べ5-10回くらい本屋さんに立ち寄っていて、気まぐれに本を買ってしまいます。というわけで(?)、最後かどうか記憶が定かではないのですが、たぶんコレだと思います。
◎フランシーン・プローズ『シシリアン・オデッセイ 地中海の十字路、眩惑の島
 ナショナル・ジオグラフィック・ディレクションズという、作家さんがある場所を訪れて紀行文学を書くシリーズの1冊です。すでに何冊か出ていて南仏とかハワイとかウェールズとか気になってます。まあ、積ん読本を増やす前に、まずシチリアを読んでみようかと思って。つか読め。

4.思い入れのある5冊
 ミュージック・バトンの時もそうだったのですが、僕はどうも「思い入れ」というキブンが湧きにくい気質のようで、思い入れのある本がさっぱり思い浮かんできませんでした。ですので、「思い入れ」ということではないのですが、今から振り返ればそれなりのエポックだったのかも、という5冊を挙げてみます。
◎ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記(二年間の休暇)』
 とても有名な本だと思うので中身の紹介は省きますが、子どもの頃にいちばんわくわくした本がこれかなあ、と。最初は子ども用にアレンジされたバージョンを、後にちゃんとした(?)辞書みたいなナリをしたのを読みました。今、手元にはないのですが、たぶん実家には残ってるんじゃないかと思います。ヴェルヌは他に『海底二万海里』と『二十世紀のパリ』を読みました。

◎アーネスト・ヘミングウェイ『日はまた昇る
 読んだのは確か大学生の頃だと思います。夜遊びして、ドライブして、飲んだくれて、釣りをして、闘牛を見て、恋をして、・・・オマエら少しは働かんかい、というお話ですが、そのひりひりとだらけた感じがすごく好きです。憧れたと言ってもいいかも。パリとスペインがとっても魅力的な場所として描かれていて、特にスペインはヘタな旅行ガイドよりよっぽど旅愁が募ります。だったらなぜ僕は彼の地を未踏のままなのか。。。・・・え、えっと次に行きますね。

◎夏目漱石『明暗』・水村美苗『続 明暗
 僕は日本の作家をあまり読まずにオトナになりました。というか、実はあまり本を読まずにオトナになったのですが。夏目漱石の絶筆となったこの作品を読んだのも20代後半になってからです。その頃、日本の文豪を読んでないのは恥ずかしいんじゃないかムーブメントが独り秘かに沸き起こりまして。しかし、あろうことか勝手に書き継がれた続編の方により惹き込まれるという不測の事態を迎えました。未完の名作を勝手に展開して終わらせてしまうという水村美苗の行動は、邪道の極みだとか漱石に対する冒涜だと見る向きも大いにあるでしょうが、僕はすごいチャレンジだと感じました。クリエイティブということのひとつの表れだと思います。

◎金子達仁『28年目のハーフタイム
 サッカーのアトランタ五輪代表を追いかけたドキュメンタリーです。間違いなくサッカー・ライティング史上に残る名作だと思います。金子達仁がサッカー・ライティングに与えた影響は、歴史的なインパクトで言えば、ロック評論において渋谷陽一が与えた影響と同様のものがあると思います。一時期、いや今でも、多くのサッカー・ライターが金子調で書いています。善し悪しで言えば「悪し」な感じはしてますが。今の金子達仁のシゴトは、僕は以前ほどの熱意を持って追いかけてはいません。敢えて言えば「復活」してほしいと思っている感じです。サッカー・ライティングでは、今は増島みどりが丁寧なシゴトをしていると思います。

◎原研哉『デザインのデザイン
 グラフィック・デザイナー原研哉の、僕が思うに会心作。デザインという行為が、決して余剰やプラスアルファやあってもなくてもいいものではない、ということを感じることができます。この本で、ちょっぴり薄れかけていたデザインに対する関心を再び呼び起こすことができたような気がします。同じような意味では、急逝してしまった田中一光の『デザインと行く』もすごく刺激的で、僕にとって大事な1冊になりました。原研哉も田中一光もグラフィックの人ですが、手がけるシゴトは遙かに包括的で、僕の職域である街づくりにも示唆的なことがたくさんありました。でも、デザインを楽しむことを思い出せたのが、僕にとっての何よりの収穫でした。デザインに関心のある方はもちろん、雑貨や無印良品とかが好きな方も楽しく読めると思います。
5.バトンを渡す人
 すみません。置きます。万が一、奇特な方がいらして、渡してくれ、拾ったぞ、などご連絡いただければ、お名前とURLをここに追記いたしますので、どうぞご遠慮なく(?)。
by mono_mono_14 | 2005-08-19 22:45 | 本/libro | Comments(2)
Commented by kaioko at 2005-08-19 23:58
Grazie a mono-san!早速のアップ、ありがとうございました。改めて本棚を見直すといろいろな発見がありますよね。それにしても、バラエティに富んだライブラリですね。外国文学がサラリと入っているのが素敵。気になるのは、岡本太郎さんの本、>それなりのパワーを備えて対峙しないと・・・というのはわかる気がします。ちょっと自分が弱っていると、負けてしまいそう(笑)「28年目のハーフタイム」も面白そうですね。>ロック評論において渋谷陽一が与えた影響・・・ふむふむ分かりやすいです。
Commented by mono_mono_14 at 2005-08-20 00:21
どう書いたらいいのか切り口がイマイチ固まりきらないまま、結局、こんな感じに仕上がりました。こういうのを改めて書いてみるのはおもしろいですね。Grazie ancora、バトンをどうもありがとうございました。しかし、本棚見てたら、この本はいつか読むんだろうか、という本がたくさん見つかってしまいましたよ(笑)。
「28年目の〜」は文庫本が出てますので、よろしければぜひ。増島さんの「6月の軌跡」というW杯フランス大会を書いた本もイイです。もしまだでしたらぜひ。こちらも文庫本になってます。
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