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バーレーン 対 日本[ワールドカップ予選(4/6)]

 ほぼ、危なげない勝利。前半の終盤、ポストに当たったバーレーンのシュートが枠内に転がっていたら、もちろんまったく違う展開だったかも知れないけれど、それが入らないというのもサッカーなので、それも含めて危なげなかったと思う。

 イタリアで何かを感じ続ける日々を送っているであろう3人がきっちりとシゴトを果たした(柳沢はもう少しボールに絡んでもよかったという印象もあるけれど)。中田ヒデのボールの動かし方は効いていたと思う。いわゆるキラーパスではないけれど、強さと精度が求められることでは同じくらい難しいボールで左右のオープンスペースに通し、攻めのリズムをつくっていた。運動量もあるし、黒子ではない攻守の要、汗かき役でスターみたいな、あまり例がない存在だったのではないか。中村もボールを持っている時にどんどん風格が出てきているのがすごい。ボールを持つと一回り大きく見える。オーラ出てる。
 小笠原。落ち着いたゴール。ボールをもらってからシュートを撃つまでの自在な駆け引きはすごかった。小野の離脱がなければ小笠原はベンチスタートだったんだと思う。そしてまた、“報われない国内組の僕”なキブンに浸ってしまったかも知れない。攻撃陣に出場停止が多いので、コンディションを落とさなければ次節も間違いなくスタートで出られるだろう。こういうチャンスをモノにしてパフォーマンスを見せ続けるしかないワケなのだし、やっとの大ブレイクをほんとにほんとに期待したい。
 あと、何となく相対的に話題の中心に乗る機会は少ない気がするけど、田中と福西ってパフォーマンスのレベル、高い。

 それにしても、バーレーンの戦いぶりには驚いた。コンディション悪かったのか。覇気ゼロ。1点を追いかけて追いつけないことはよくあることだけど、必死で追いかけるさまがまるでなかった。後半の最後の方は日本が自陣ゴール前に釘付けになって、長い長い数分間を必死で持ち堪える、という展開になってもよかったのに。もしかしてKIRIN CUPの消化試合だったのではないか。そう思えるほどの試合運びだった。もし日本が埼玉であんな試合をして淡々と敗れていったら...と考えると、そんなのだけは絶対ナシにしてくれと思うから、バーレーン国民にはちょっぴりだけ同情してしまう。

[1]日本 対 北朝鮮
[2]イラン 対 日本
[3]日本 対 バーレーン
by mono_mono_14 | 2005-06-04 23:59 | 蹴/calcio
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