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前園真聖の引退を知った

 前園真聖がもう引退するとニュースで知った。早い。寂しい。
 アトランタ五輪から凱旋した頃だったか、彼にスペインのチームからオファーがあって、本人も行く気満々だったが、当時、在籍していた横浜フリューゲルスが認めなかった。本人にオファーの話すらも通さなかったという噂もある。その挫折が転機になって前園は下降期に入ってしまったような記憶がある。看板スターが海外に出て行くには日本サッカー界はまだあまりにも未熟だった。前園引退の報に接するに、この時にスペインに渡れていたらどうだっただろうか、と思わずにはいられない。もちろん、同じように下降線をたどったということも考えられるわけだけど、違う道筋もあったように思えてしまう。
 菊原志郎とか礒貝洋光とか十代の頃から天才の異名をほしいままにした人たちが、思いがけず早くにサッカーの表舞台から退いていき、前園もまたその列に加わった。早い店じまいだが、どのみち、人生はプロサッカー選手でいられる期間よりは長く続くのだから、いつかは古い店を畳んで新しい店を開かなければいけないわけで。であれば新しい店がはやることを考えた方がいい。こんなふうに他人事で書いたけど、フツーの平凡なサラリーマンだって、日々、古い店を畳んだり新しい店を開いたりする気構えでいなければいけないんだ、きっと。それはとても難しいことだなと思う。
by mono_mono_14 | 2005-05-19 23:59 | 蹴/calcio | Comments(2)
Commented by kentarom2 at 2005-05-20 18:01
自分として納得できていないとしたら寂しいし、新しい店を開くのは難しいと思います。
Commented by mono_mono_14 at 2005-05-21 03:41
ほんとそうだと思います。納得と諦めと未練との境はいまひとつわからないところがありますけど、そんなところを揺れながら、でもとにかく「お店」を頑張らないといけない。・・・なあんていうことを、前園はともかく、自分に言い聞かせてました。
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