スジナシ、すごい。
Mi sono comprato dei DVD del programma di tv chiamato "sujinashi (senza copione)". E' molto interessante. Shofukutei Tsurube, un comico tradizionale giapponese e' il padrone e lui fa un piccolo dramma ad libitum con un invitato. penso che sia un lavoro creativissimo.
古田新太が出ている『スジナシ』のDVDをついつい買ってしまった。問答無用に箱入りという横暴さだから、ついつい買うようなシロモノではないのに。いやー、やっぱ、可笑しいわ、この番組。すごい。笑福亭鶴瓶とゲストが呉越同舟の珍道中、わけわからないまま、何だかストーリーめいたものが織りなされてしまう。とりあえず何でも飲み込んでしまってから、とりあえず何かを吐き出してくるという、鶴瓶の滑舌の悪い演技的事務処理能力の高さがすごい。そして、その後の演技解説がまたバツグン。2人の出演者が手探りでその場しのぎを積み重ねながら、何とか同じレール(ストーリー)に乗ろうとしたプロセスが語られる。この解説なしではこの番組(アドリブ芝居)は成立せず、そして、この解説は鶴瓶のタレントに負うところが大きい。(しかし、なぜ演技直後の振り返り解説をプレビューと呼ぶのだろう。レビューじゃないのか。) NHKで放送されるシンポジウムみたいな番組では、自由に意見交換をしているように見えて、実はそうとう程度が台本通りなんだという話を聞いたことがある。もしそうだとすれば、アドリブの応酬のようなシンポジウムが台本通りで、台本通りの芝居のようなスジナシは全編アドリブなわけで、なんだかこんがらがってしまうが、しかし正反対の行き方ながらどちらも何らかの調和に達するというならば、スジナシのアプローチは、物事を決めるオートポイエティックな方法論としてちょっと刺激的で示唆的だ。誰が考えついたのか、すごくクリエイティブなシゴトだ。 しかし、なんでこの番組を東京ではやらないのだろう。テレビなんていう世界で東京が地団駄を踏む数少ないケースなんじゃないか。だからこそ意地でもやらずにおくという手はあるか。それもまたいい気がするな。がんばれ、CBC。(子どもの頃、四日市に6年間住んでいたことがあるので、CBCという響きはどこか懐かしい。確か5チャンネルだった記憶があるが、さて。)
by mono_mono_14
| 2005-05-02 23:59
| 文/cultura
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