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日本 対 バーレーン[ワールドカップ予選(3/6)]

Il Giappone ha vinto la partita contro il Bahren che doveva vincere. Basta. Le punizioni e angoli andavano bene. Era difficile di sapere che la squadra di Zico voleva giocare. Nakata ha giocato cosi' cosi' e Nakamura ha fatto bene. L'arbitro era brutto.

 とにかく勝てればいいという試合で、とにかく勝った。もうそれだけって感じだけど、予選だからそれでいいです。
 やはり気がかりなのは、チームカラーというかやろうとしているサッカーがぼやけていく一方に思えること。約束事が多ければいいチームというわけではないと思うが、個の力で勝つチームにはなり得ない以上、もう少しどうしたいのかが見えるチームである必要があると思う。自慢のセットプレーもほとんど跳ね返されてしまった(決勝点はフリーキックからもつれたオウンゴールだったけれど)。

 中田ヒデは、今ひとつパスの呼吸が合わず(たぶん本人のキックミスもありそう)、少しずつチーム内にフラストレーションを溜めているように見えることもあるが、やはり、中盤でのアプローチとか、パスコースのつくり方とか、視野の広さとか、総体としてとても高いレベルにある。中田くらいの運動量を見せる選手がもう少しいてもいいと思うのだけど。
 トップ下を任された中村はクラスの違いを見せつけた。ボールキープ、パスさばき、プレースキック、いずれもハイレベル。ディフェンスもきちんとやっていた(やはりイタリアでは真剣に守るということが身につくのだろうか)。後半、右サイドで中村がボールを持った時に、相手が間合いを全然詰められない場面があり、ピッチ上で中村がどれだけ威光を放っているのかが窺い知れた。寄せたら抜かれるとしか思えないんだろうな。ただ、試合終了間際に軽率なワンタッチパスを相手に引っかけて逆襲を食らった。あれはナシってことで。ああいうプレーからの逆襲で、どれだけ後ろが余計な緊張を強いられるか。12年前のドーハでは、迂闊なチャレンジパスから逆襲に遭い、それで与えたコーナーキックから失点したのだ。
 スリーバックは無難にまとめた感じがあるけど、シュートレンジに入ってもずるずるラインを下げるだけという場面があるのは落ち着かない。最終ラインだけの責任じゃないとしても、総じてブレイクが遅いように感じる。加地と三都主の両サイドは、イラン戦の加地と三浦よりも、ずいぶんとよかった。特に、後半はふたりとも積極的だった。三都主は、システムもいいけど個としてやらなきゃいけないことがあるだろう、という意識が強いと思う。後半は、それがいい方向に回った。しかし、クロスが決定的なチャンスになりそうな気配は、あんまりなかったような...。
 鈴木はそこそこ機能して、高原はさほどでもなかった。後半15分過ぎたら高原に代えて柳沢、と念じていたのだが、鈴木に代えて玉田だった。鈴木の方がいいプレーをしていて機能的だったと思うが、コンディションに問題があったのかも知れない。
 それにしても審判のレベルが低い。北朝鮮ではジャッジを巡りオーバーヒートがあったみたいだけど、たぶん審判にも非がありそうな気がする。ついでに書き添えると、試合後の番組で「日本快勝!」のテロップを堂々と掲げる中継局のスタンスもいかがなものかと思う。

[1]日本 対 北朝鮮
[2]イラン 対 日本
by mono_mono_14 | 2005-03-31 20:04 | 蹴/calcio
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