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遅まきながらイサム・ノグチに

Mi sono guardato un programma di TV su Isamu Noguchi, un artista famoso. Sapevo il suo nome o delle opere pero' non ho curiosato a lui tanto. Ma adesso si', gli curioso. Subito dopo la TV ho comprato una coppia dei libri su Isamu Noguchi scritto da Masayo Dousu.

 BS朝日で「宿命の越境者 イサム・ノグチ 〜ドウス昌代が辿った6年の軌跡〜」というドキュメンタリーを観た。たまたまチャンネルを切り替える手が止まっただけだったから、ラッキーと言える。どうやら数年前につくられた番組のようで、何度目かの再放送のようだった。内容は、2000年にイサム・ノグチの伝記のような本を書いたドウス昌代というノンフィクション作家の案内で、日米混血がハンディ以外の何者でもなかった時代に独りで立ち向かい戦い抜いたイサムの人生と作品を急ぎ足で紹介するもの。
 イサム・ノグチは、名前はもちろん知っていたし、「あかり」などの有名な作品もいくつかは知っていた。札幌にモエレ沼公園という“遺作”が先頃完成したのも知っている。数年前に『Casa Brutus』が生誕100周年を記念した特集号をつくったのも眺めた。でも、さほど興味を持っていたとは言えない。このテレビ番組を観て、がぜん興味が湧いてきた。
 最近、才能を持っている人が必死の思いでその才能を結実させているさまに、とても惹かれる。畏怖の念を覚える。(これって、たぶん、自分にさしたる才能がなく、何かをなすべきときにもことごとくしくじっている、そんなあれこれがほとほと身にしみた、その裏返しなのかもしれないなぁ。)イサムはまさにそんな天才のひとり。ほとんど写真でしか見たことのない彫刻作品や家具も、あらためて見ると興味深い質感に感じられる。粗さと滑らかさがすごく生き生きとしているように思える。なんて言うか、思わず触れてみたい、という感じ。ある意味では、エロティックなのかもしれない。とりいそぎ飯田橋の本屋に出向き、ドウス昌代の『イサム・ノグチ 宿命の越境者(上・下)』を購入(すみません、文庫版にしてしまいました)。
 僕の住んでいるマンションには、安普請でぺなぺなだけどいちおう和室がある。小さな「あかり」をひとつ買おう。赤坂の草月会館にはイサムの手がけた石庭ロビーがあり、出入り自由らしいから、近いうちにそこにも行ってみよう。

 『Casa Brutus』の最新号(2005年3月号)はインド特集。ぱらぱら眺めたもののイマイチ惹かれなかったのだが、イサムがインドに傾倒していたことを知り、にわかに熟読しそうな予感。まったくの偶然でしかないのだけれど、自分の周りでのちっぽけな出来事がこんなふうにつながっていくのも、(錯覚みたいなものだとしても)なんだかおもしろいです。
by mono_mono_14 | 2005-02-12 23:59 | 文/cultura | Comments(0)
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