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京都(後編)

Ho fatto un giro per il centro storico di Kyoto. Camminavo tanto ma trovavo poco. Era difficile per sapere bene su Kyoto in un giorno. Ma comunque mi sono divertito un giorno a questa citta' vecchia. Al cafe' Inoda mi sono preso un caffe buonissimo e mi sono comprato il saba-sushi e le spezie di peperoncino per il souvenir. Mi piacerebbe venire ancora a Kyoto fra poco.

 今日はある意味オフ。明日の打合せ用の資料づくりは会社にいる人に任せてしまった。夜の北朝鮮戦の放送に間に合うように帰宅するつもりで夕方の新幹線を取ってある。それまで京都をあてもなくぶらぶら。とりあえず、北から駅へ向かって南下するのがいいかなと思い、二条の辺りまでバスで行ってみることにした。
 ・・・しかし、あてもなくぶらぶらしようとしたのだが、いかにもあてがなさすぎた。反省。



 というわけなので食事系の話を。

にしんそば
 お昼に京都らしいものを、と思い、通りすがりに見つけた八坂神社近くのおそば屋さん「へん古」でにしんそばを食べる。値段は心持ち高いけれど美味しかった。おつゆが好きな味わいで嬉しかった。黒光りする感じの迫力あるにしんが乗っていた。お店によってもちろんだいぶ味わいが違うんだろうけど、そこを堪能できるほど京都に通えるかは疑問だなあ。
 にしんそばなんて、長いこと興味なかった。地味だし、にしんだってさほど美味しく思えなかった。いつ頃からか、身欠きにしんを美味しく食べられるようになった(新潟出張のおりには「喜っ川」の身欠きにしんを欠かさず買って帰るほど)。お昼はにしんそばにしようなどと思う程度には年齢を重ねたってこと。でも、悪くないよ。
 このお店の近くにある「原了郭」で黒七味と一味を買った。

イノダコーヒ
京都(後編)_b0018597_20311366.jpg これまで名前だけは聞いてきたイノダコーヒ本店に初めて入った。通りに面した店構えは町家の風情だが、店内は広がりのあるカフェ(欧風)の景色。案内されたのは旧館。小さな洋風の建物で、こちらが禁煙席になっているようだった。フロアのほぼ中央の4人掛けの丸テーブルに席を取る。庭に面した位置にサンルームのような張り出しがあり、そこで庭を眺めながらコーヒーをすするのも趣がありそう。
 アラビアの真珠という開店以来の伝統のコーヒーがあり、友だちにもそれを勧められたし、それをオーダーしているお客さんも多い様子だったのだが、昨秋から新しく出すようになったという新作・アフリカブレンドとアップルパイにしてみた。地味目ながらしっとりどっしりと美味しいアップルパイと、酸味がほどよくまろやかな味わいのコーヒー。やたらと歩き回って疲れてる体に沁みた。京都ことばでおしゃべりに興じる女性客のざわめきが心地よく響いた。
 20年近く前(1986年4月15日号)のブルータスが手元にある(無意味に物持ちがよい)。「三都オペラ -誰も知らない刺激都市・ウィーン/プラハ/ブダペスト」という気に入った特集なのだが、そのなかにウィーンのカフェ文化の記事がある。気に入っている一節を、長くなるけど下に引用しておく。そこに描き出されている風景を想い起こさせるようなお店だった。
 理想的なカフェの条件とは、
 名はよく知られているが有名というほどではなく、
 刺激的というよりはのんびり居心地の良い雰囲気で、
 たくさんの客が来るが、満員というほど混みすぎることもなく、
 臭うというわけでもないがあまり換気が良すぎることもなく、
 適当に明るいけれど陽が射し込んで眩しいほどにはなりようもなく、
 給仕はお客をほんの少しだけ過大評価するものの、見下すようなことは絶対になく、
 もちろんお喋りできるけれど、しなければいけないわけでもなく、
 隣のテーブルには親友がいて、それでいて何時間も言葉を交わさないままお互い気持ち良く座っていられるような場所。
『BRUTUS 132号』p.57
天天有@COCON KARASUMA
 四条烏丸の交差点に暮れにオープンした「COCON KARASUMA」というスポットがある。古いオフィスビルを隈研吾がリノベーションしたものだそう。テナントとして入っているお店や空間構成は、東京から乗り込めばさほど目新しいものはないのだけれど、何の気なしに人々が行き交うオフィス街にインテリアショップを挿し挟むのは、日々の生活を凛と暮らそうとするマインドをちょっとだけ高める効果がある気がする。
 ここの地下に入っている「天天有」というお店で京都ラーメンを食べてみた。「丸」と「角」という2種類のスープがあり、野菜のまろやかさを謳った「丸」にする。とろりと濃いスープは甘いと言っていいほどの旨みが詰まっていてとても美味しい。会社の近くにあったら、間違いなく週に一度は食べ続けると思う。

 四条烏丸から地下鉄に乗り京都駅へ。伊勢丹の地下で鯖寿司を買い求め、新幹線に乗り込んだ。
by mono_mono_14 | 2005-02-09 23:50 | 街/citta
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