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日本人はどう住まうべきか?

 『日本人はどう住まうべきか?』。解剖学者・養老孟司と建築家・隈研吾の勝手放談。震災復興、都市開発、エネルギーなどを巡る。日経ビジネスオンラインでの連載対談の加筆修正版だそう。簡単に読めてしまう。
 都市計画とか、もうほんと言われたい放題。それを売り言葉として読んでしまったら、たぶん、得るものはとても少なくなってしまう。中には言いがかりに近い指摘もあると思うし、場合によっては好き嫌いの問題に過ぎないという場合もあると思う。でも、半ば悔しく半ば嬉しいことに、ヒントに富んでいる部分も少なくない。フンと鼻白んで本を閉じてしまう、そもそも読もうとしない、という選択肢もあるだろうが、僕は、自分にとって有益なようにいいところ取りをする方を選ぶ。
 僕が備忘的な傍線を引いた箇所をいちいち挙げるようなことはしないけれど、ものすごくつづめてしまえば、「都市計画は、大局観を持って長期的な未来を考えながら、「だましだまし」やれ、「だましだまし」やるその現場を大事にしろ」という感じ。・・・「だましだまし」はこの本(対談)のキーワードのひとつ。ただ、都市計画に引き寄せたときのそのニュアンスの捉え方は難しい。・・・「だましだまし」の感じがうまく捉えられないのは、たぶん、「都市計画」の未来の描き方に問題があるのかもしれない。・・・などということをあれこれ考えてみる誘い水にはなるはず。
by mono_mono_14 | 2012-02-14 00:17 | 本/libro | Comments(0)
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