『ゴーストタウン』

Ho letto un libro intitolato "La Citta' Fantasma (Ghost Town)" da Elena (autrice) e Yukari (traduttrice) su Chernobyl con tante le belle foto e saggistiche. Ringrazio ad Elena per il tuo coraggio ed intellectualita', anche a Yukari per le tue belle traduzioni. E' un futuro di Fukushima? Non lo so, magari no.

 たまたま本屋で見つけて、手に取り、パラパラとページをめくり、迷わずレジへと持っていき、あっという間に読み終えてしまった。エレナ・フィラトワ著・池田紫訳『ゴーストタウン』。新書。オールカラー。税抜き1,200円。
 ウクライナの女性ライダー、エレナが、バイクをかっ飛ばしてチェルノブイリ周辺を駆けめぐる。いくたびも。その記録の一部。エレナがウェブサイトにつづっていた記録を、池田が見つけて翻訳していたそうで、それが1冊の新書に結晶したようだ。福島第一原発の事故が起きなければこの世に出なかった本かも知れないけれど、だからと言って、この本を福島の未来予想図として読まなければいけないわけではないだろう。
 詩のような写真と、透き通った文章。写真集であり詩集であり紀行文であり報告書でもある。過度にセンセーショナルを煽ることもなく、過剰にドラマティックを装うこともなく、チェルノブイリの現在がスライドショーのようにゆっくり静かに流れていく。ある日、突然、暮らしから切り離され、人がいなくなった街。そういう空間が、どのように時を刻んでいくのか。手入れ(人の暮らし)がなければ街は朽ちていく。人がいてこその街だ。そんな当たり前のことを改めて教えてくれ、「都市計画」の片隅に籍を置く身としては、いろいろと感じさせられ、考えさせられるところが多かった。近代的で計画的な団地がゴーストタウンと化しているさまは、なんだかぐっと胸に迫るものがあった。この1冊を送り届けてくれたふたりの女性の勇気と知性に感謝したい。
 関係ないけど、オールカラーの新書というのは、けっこう優れたメディアなのではないかと思った。
[PR]
by mono_mono_14 | 2011-09-22 23:47 | 本/libro | Comments(0)
<< 連載・東北紀行(第3回) 連載・東北紀行(第2回) >>