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コミュニケーションの基礎体力

Dovremo imparare a fare comunicazione meglio da piccoli. Gli italiani mi sembrano che allenavano di comunicare con i tanti metodi da bambini ed ora possono avere, piu' o meno, una vita felice. Comunicare bene sarebbe una chiave della bella vita.

 今日、イタリア語講座の秋学期(12回1セット)が終了。ほんの少しくらいは伸びたような、やっぱり足踏みしたような、そんな感じ。冬学期は1月下旬から始まるが、年度末多忙産業従事者ゆえ、申し込んだとしてもちゃんと通えるかどうか微妙だ。年明けまで保留にしよう。

 イタリア語のレッスンをして、講師のイタリア人が驚くのは、日本人がやたらとノートを取りたがり、なかなか口を開きたがらないことらしい。自分が受けてきた教育を思い返すと、確かに、コミュニケーションに焦点を当てた授業のカリキュラムが少なかったなあと思う。と言うか、先生が話して板書するのをノートに取ってばっかりだったよ。だから、内職もできれば早弁もできたわけで。自分の考えを文章にし発表するという訓練も案外少なかった気がする。僕は日記も書かなかったしな。
 レッスンは、状況を空想して会話しまくる練習が多く、その都度、玉砕してしまいがちだ。イタリア語を習わなければ、会話が苦手なのも、思ったことを口に出しにくいのも、人見知りだとか、物静かだとか、奥ゆかしいだとか、シャイだとか、あまり気にも留めずにそんなふうに済ませてただろうけど、え、君たち、訊いてみたいこととか、聞いてもらいたいこととか、ないの? と驚かれているような笑われているような空気をイタリア人講師たちから感じると、何だか、すごくうっかりした人生を過ごしてきたようなキブンがする。
 小中学校も、ゆとり教育を推し進めたり、学力低下に焦ったりするのもいいけれど、もっと、おしゃべり教育とか、3行感想文書きまくり教育とか、オクラホマミキサーのように相手を替えながら5分間ずつ会話しっぱなし教育とか、そんなこと(どんなことだ)をやった方がいいんじゃない、と思ったり、する。たとえ何カ国語を操れたとしても、聞きたいこと・話したいことがないなんて、すごく冴えない。

 今日が年内の最後のレッスンだったから、帰り際に“暮れのご挨拶”が飛び交った。顔見知りでもないのに教室に顔を出し「Buon Natale! Buon Anno!(メリークリスマス! よいお年を!)」と言ってから帰る先生もいたりした。そんなヒトコマにもコミュニケーション基礎体力の違いを感じた。
by mono_mono_14 | 2004-12-14 22:15 | 伊/italia
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