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都市計画、ヤバいぞ

Gli architetti fanno dei progetti concreti secondo le loro idee anche se non mi piacerebbero. Di contrastante a queste stuazioni noi gli urabanisti non facciamo quasi niente concreto. Non e' una crisi grave per noi?

 昨日書いたMUJIの家、MUJIの側からは明らかにされていないけれど、プロトタイプの設計を練り上げたのは難波和彦だ(クレジット(作者の明示)の取り扱いでMUJIと難波サイドで一悶着あったらしい)。冒頭から私的に脱線すると、もう20年近く前になると思うが、今は亡き祖父母の家(これももうない)の隣に、ジェラルミンの衣をまとった戸建住宅が建った。その設計者が難波和彦だった。
 その難波和彦は、「青本往来記」というweb日記を書いている。その2004年11月17日付の日記がとても興味深かった。彼は、安藤忠雄の後任教授として東京大学で教えているのだが、デザイン教育のある過程を通じて、都市工学科(東大の場合、都市計画はここ)の態度に問題があると感じたという。少し引用する。
(都市工学科の学生たちは)社会的な問題を発見すれば、そこからデザインが出てくるという幻想を持っているように思える。しかし実際は逆である。仮説的な提案がなければ社会的問題は明らかにはならない。問題がデザインを生むのではなく、デザインが問題を発見させるのだ。
 最近、僕が感じているのは、まさにこんなことのような気がする。都市計画は具体的な提案をやらなすぎる。都市工学科もそうだとすると、そうとうな危機なのかも知れない。MUJIの木の家を批判するのは簡単なことだ(遠く離れた場所にいながらMacを通じて匿名で難癖つけるのは批判ですらないですね)。でも、彼らは、彼らの設計する住宅を通じて街や暮らしに具体的にコミットしているのだ。そして、都市計画は、といえば、腕組みをして険しい表情をしながら首を振って立ち尽くしているばかりなのだ。ヤバいって。・・・とブログでだけ言っているのはもっとヤバいって。
by mono_mono_14 | 2004-11-18 23:49 | 雑/quotidiana
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