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映画『オペラ座の怪人』

Finalmente ho visto il film "the phantom of the opera" al Virsin di Roppongi Hills. E' stato veramente bravo. Le belle canzioni, belle immagini. Dopo un piccolo episodio la scena diventa improvvisamente e drammaticamente. Questa scena mi ha colpito, e' stata veramente bellissima. Vorrei vedere anche il teatro musicale dello stesso.

 ようやく映画『オペラ座の怪人』を観てきた。すごかった。
 冒頭、モノクロの画面。廃墟と化したオペラ座で開かれているオークションは、会場の朽ち果て具合ともいい勝負のしみったれた感じで進む。因縁のありそうなサルがシンバルを叩くオルゴールを巡り老子爵と老婦人の小さな競り合い。ふたりは知り合いのよう。老子爵が落札。次の出品は事故で落下したシャンデリア。復旧して灯りがつくという(こんなの出品されんのかいな、ヘンなの、と訝しがりながらスクリーンを観ている僕)。ご覧ください、との声で、シャンデリアがつり上げられ、点灯する。すると・・・! オペラ座の怪人の序曲が鳴り響き、シャンデリアが床から天井へとつり上げられていく動きに合わせて、モノクロの朽ち果てたオペラ座が、竜巻のようにうねりながらみるみると床から天井まで栄華を誇る往時の姿にカラーで蘇っていき、時間も1919年から1870年へとさかのぼる。とにかく圧巻、すごい迫力、もうこのシーンだけであっという間に引き込まれてしまった(・・・あー、なんていう描写力のなさでしょう、さめざめと泣けてきますわ)。
 その後の映像もすごく迫力があったな。デコラティブで濃密なディテールがオペラ座の華やいだ景色を描き出し、一方、怪人の登場場面では翳りのある抑えたトーンが物語に奥行きを与えている。そして、無知を晒してしまうのだけれど、楽曲という楽曲が素晴らしいミュージカルなのだった。もう1回、観に行ってもいいかも。そして、これだけ曲のいいミュージカルだとなれば、やはり映画だけでなく舞台でも観たくなるのであった。
 ロンドンで観る機会は、まあ訪れないでしょう。日本では劇団四季が上演しており、かつては市村正親とか山口祐一郎とか鈴木綜馬(芥川英司)が怪人だったりラウルだったりしながら歌いまくったそうなのだが、そんな時代にはミュージカルには見向きもしていなかった僕なのであった。現在は、汐留の電通四季劇場「海」でロングラン公演中の模様。観に行ってみるべきかなあ(チケットが取れるなら、ですが)。
# by mono_mono_14 | 2005-03-28 23:08 | 芸/arte

葉山の海とハンス・アルプの彫刻

A sabato di bel sole una mia amica ed io siamo andati al museo dell'arte moderna a Hayama per vedere una mostra di scultura da Hans Arp. Il museo si trova piu' vicino al mare e mi ha piaciuto molto. Anche la mostra e' stata bravissima. Quasi tutte le sculture mi hanno piaciuto. Dopo abbiamo fatto una passeggiata sulla spiaggia. Siamo stati confortevole ovviamente.


葉山の海とハンス・アルプの彫刻_b0018597_19481946.jpg 穏やかなお天気に恵まれた土曜日、葉山の海まで少し遠出。一昨年にできた神奈川県立近代美術館葉山館でこの日曜日まで開かれていた『ハンス・アルプ展』を観る。一度行ってみたいなあと思っていた海沿いにあるこの美術館、予想通り、とても気持ちよかった。そして、展示もとてもよかった。すごく気に入った。
 ハンス・アルプという彫刻家は全然知らない人だったのだけれど、滑らかな曲面の彫刻群は、どれもよかった。どういうふうに、この形でよし、この丸みでいこう、と決まるのかは、わからないけれど、作家の決断の結果、僕らの目の前に差し出されることになる作品の形が、ことごとく気に入ったなあ。素材も、ブロンズ、大理石、木、ジュラルミンといろいろあったが(ブロンズが多かった)、そのどれもがそれぞれの魅力を放っていた。どの作品も思いの外小さく、卓上サイズと言ってもいいような大きさのものもあった。ドローイングやより平面的な作品は、可もなく不可もなくという感じだったけれど、色合いがとても好みだった。この展示は、「日本におけるドイツ年 2005/2006」のイベントの一環らしく、今後、3つの美術館を巡回するようだ。
 美術館もなかなか雰囲気がよく、とりわけよかったのは海が見える展示室。展示室の壁の一部に窓があり、そこから葉山の海がきらきら見える。すごく気持ちがよくて、ベンチに腰掛けてのんびりしてしまった。たぶん、美術作品にはシゲキの強すぎる部屋かも知れないので、展示できる作品はとても限られるだろうけど。今回みたいな彫刻を置くには打ってつけの部屋だ。
 レストランも海が見える。少しだけどテラス席もあり、そこで気持ちよく過ごした。ただ、ちょっとレストランが小さすぎて。お客が入らない日も多いんだろうけど、もう少し広くして、もう少しメニューを充実させれば、レストラン目当てで来る客もできるだろうに。せっかく美術館の入館料を払わずに利用できるんだし、このロケーションなんだから。惜しいなあ。
 美術館から海岸に出て、のんびり散歩。久しぶりの海を感じられて嬉しかった。
葉山の海とハンス・アルプの彫刻_b0018597_2235960.jpg
 (もし、写真が8枚見えていないようでしたら、せっかくなので写真をクリックしていただければ、と思います。)
# by mono_mono_14 | 2005-03-27 23:59 | 芸/arte

イラン 対 日本[ワールドカップ予選(2/6)]

Il Giappone e' stato battuto dall'Iran (2-1) poi e' caduto al terzo posto della classifica del girone B. Forse cambiare la formazione da 3-5-2 a 4-4-2 prendeva un po' di disarmonia alla squadra pero' ho pensato che ogniuno sul campo dovra giocare piu' forte. La prossima partita contro il Bahrein e' molto molto importante.

 引き分けに持ち込むチャンスは大いにあったけれど、まあ敗戦という結果も当然あり得たことだったから、ショックはあまりない。8年前、内容的にも圧倒していて勝てるはずだった国立競技場での韓国戦を落として狂った歯車を思えば、よほど穏やか。フランスへの道は険しかったが、隣国ドイツへの道もまた平坦ではないってこと(あの時よりも今回の方が試合数は少ないけれど。でも出場枠は多い(ヘンなの))。
 3-5-2から4-4-2へのシステム変更が、チームにとってどれくらい影響があったのかはわからない。たぶん影響はあったのだろう。でも、チームや自分がうまく機能しないのを、すべてシステム変更のせいにはできない。この日の4バックを見て、あー日本はサイドバックがいないんだなーと思った。優秀なセンターバックは多く、だから3人のセンターバックで守る3バックの方が安定する、ということなんじゃないか。三浦淳なんて、ほとんど守れてなかった気がする。かと言って、攻めに圧倒的な迫力があったというわけでもないし。守りが気になるから攻撃の方もイマイチ中途半端、ということになってる感じ。アレックスがやっても同じようなことになるだろうけど。右サイドの加地は、攻め上がりのタイミングを掴んでおり、チーム内での理解も得られているようで、ボールが回ってくるところまではすごくいいんだけど、センタリングがひとつも上げられない(ええ誇張です)というのが深刻な気がする。
 海外組は、相対的にはよかったと思う。コアになっていた(ポジション的に当然とは言え)。中田ヒデの運動量と視野の広さ、スペースを突く姿勢はよかったし(ボランチの位置に下がってからの存在感は、彼の適性が必ずしもいわゆるトップ下とは限らないことを示したのではないか)、中村もボールを持っている時の自信を感じさせた。交代で入った柳沢もキレがあった。しかし、高原は、ポストで持ち堪える役がもう少しできなきゃいけないはずだと思う。小野も悪くはないけど、ヘンにバランサーになりすぎ、結果としてやや消極的に映った。宮本は思いの外危うく、中沢のフィジカルは実は相当悪かったのではないか。
 このイラン戦よりも、30日のホームでのバーレーン戦の方がもともと大事だ。日程的に、ホームなのにコンディションが必ずしも万全ではなさそうなのが不安だ。負けられないホームでの大一番に気合いがうまく乗り切らない、乗りすぎて空回りするといった、ナイーブな展開もあり得るし。何よりも、きれい事を超えたスピリッツが表出された試合を望みたいなぁ。

[1]日本 対 北朝鮮
# by mono_mono_14 | 2005-03-26 23:59 | 蹴/calcio

またもや...

L'excite mi ha ancora ammonito su degli link che ho fatto oggi. Mi fa veramente spiaciuto anzi arrabiato.

 またもやエキサイトさんから警告コメントをいただいた。

[つづき]以下、ぼやき
# by mono_mono_14 | 2005-03-25 22:44 | 雑/quotidiana

超美味! トンマズィーノ

Buono! Buonissimo!! A volte sentivo che si mangia bene alla Trattoria da Tommasino e finalmente ho pututo andarci. Tutti piatti che abbiamo preso sono stati buoni, anche il vino rosso siciliano. Credo che e' sicramente la trattoria italiana del numero uno a Tokyo per me. Mi piacerebbe mangiare da Tommasino almeno una volta al mese.

 かねてから美味しいという話は聞いていたのだけど行く機会を逸していたイタリアンのお店。とうとう行くことができた。先週の金曜日、テテの素晴らしいライブが終わったあとのことだ。この日も普通の晩ご飯の時間帯なら予約で満席だったようなのだけれど、10時頃からという遅めな時間だったこともあり、かろうじて予約が取れたのだった。「Trattoria da Tommasino」、トンマズィーノさんの食堂。東京メトロ銀座線の外苑前駅から国立競技場の方へ少し進んだところの2階にある、さほど大きくないお店だ。余談だが、この場所は以前、「サン・イシドロ」という、これまた美味なスペイン料理のお店が入っていた。お店をやっていたのはおおつきちひろさんという、肝っ玉母さん(?)で、彼女が書いた『スペインの食卓から』という本を読んで食べに行ったことがあった。サン・イシドロは数年前に渋谷に引っ越していっそうバリバリ繁盛中(の様子、引っ越してからはまだ行ってない)。閑話休題、トンマズィーノである。
 いかん。いかんですよ。美味すぎる。僕の史上最高に美味しいイタリアン・レストランの称号を迷わず与えちゃう(・・・と言うほどあちこちで食べているわけではないので、史上最高もたかが知れてるんですけどね)。どうやらコースなどは設定されていないようで、甲乙つけがたい料理名が並ぶメニューから迷いに迷いつつ選んだ。
 前菜に選んだ「モッツァレラを詰めた赤ピーマンのオーブン焼き」が超絶に美味しかった。そしてメインの「地鶏のシチリア風オーブン焼き」のふっくらジューシーなこと! パスタも粉の風味が香ばしくスルスル入ってしまった。今度はショートパスタも食べてみたい。スタッフの人と相談して決めた「サンタゴスティーノ」というシチリアのワインも美味しければ、自家製パンも美味しい。初めて食べたカンノーリがまた美味と来た。量的にも満足いくまで食べたのに、お腹がちっとも苦しくないのがまた不思議だった。まるで胃がアンコールを求めているかのよう。いかん。いかんですよ。美味すぎる。
 スタッフの接客態度がまた素晴らしい。気さくで親しみやすいけれど決してくだけすぎていない絶妙な距離感。身だしなみも笑顔も爽やかな男性スタッフたちは、動作もきびきびしていて気持ちいい。女性客が圧倒的に多いことの一因になっているのではないかと思ったり。胡散臭いほど褒めっぱなしになってしまっているけれど、ほんとうにいいお店だと思う。必ずしも安いというわけではないけれど、でも月に1回くらい食べに来られたらシアワセだなー。
 このトンマズィーノ、浮ついたところのない美味しいモノ好きで名の知れる(?)渡辺満里奈サンが、ご自身の飽くなき美味探求の日々を余すところなく伝える『甘露なごほうび』でも何度か登場していたと記憶している。
# by mono_mono_14 | 2005-03-25 18:11 | 味/buono