ファンタジーのほころび
赤坂勤務の友人と昼飯を食う約束をし、少しのどかなスケジュール設定が可能だった僕は、午前中の時間を赤坂サカス見学に充てることにした。・・・のだが、サカスには、特に見学に値するような部分はなかったのだった。暴論的に総括すれば、ACTシアターかBLITZに用がある時にだけ足を運ぶ場所だった。平日の午前中にもかかわらず、ずいぶんな見物客でにぎわっていたが、すぐに落ち着くだろうと思う。テレビ局がこまめにイベントでも打ち続ければ別だろうけど。
特に見るべきものを感じ取りにくいサカスではあったが、開発する側はそれなりに物語を編みながら、サカスなりのファンタジーを紡ぎながらつくったのだろうと思う。もっとも、このファンタジーは、当然のことながら、内側にだけ適用されるものであって、ディズニーほどの周到さで臨んだわけではないこの再開発では、そのファンタジーがあちらこちらでほころぶのは当然と言えば当然のことなのだった(「迎賓館」(左)の向かいの建物の隙間に洗濯物が覗いていた(右))。 昼飯はトンカツ屋がシーズンだけやっているカキフライ定食を予定していたのだが、もう終了したらしかった。地球温暖化の影響が身に染みて感じられた。「まだRがつくのに」などとインチキくさい負け惜しみをぽつりと言い漏らしてみた。そのままトンカツを食べるわけではなく、チキン南蛮の店へと向かうクワランタ二人連れ。いとをかし。あわれなりけり。
by mono_mono_14
| 2008-04-02 16:30
| 街/citta
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