いんちきイタリア語の原点

 僕のいんちきなイタリア語の学習は、週に90分のレッスンを1回、年間にせいぜい20-30回受けるだけ、という方法だった。そして、とうとう週に90分のレッスンを受講しようということすら放棄する状態に到った。いや、受講できるものならしたいのだけど、出席率が5割を切るのが見え見えな状況を冷静に鑑みての判断だ、という言い訳はあるのだけれど。しばらく前に、いかにも自習に励みそうなことを言ってみたものの、その勢いもすぐにしぼんでしまった、と正直に告白しておく。
 ・・・などと思いながら昔のノートをぱらぱらめくっていたら、宿題の作文が出てきた。3年半前の日付が入っている。僕の原点のような拙い短文だ。原点の意味がよくわかりませんが。この作文(と言うかその中身)のことは、実は、これまでにも何回か触れてきた。最近、いんちきイタリア語がほとんど添えられないことに忸怩たる思いもないではないので、思い切って掲出してみる。思い切るな。



 ・・・愛すべき風変わりな皆さま、こんにちは。

 たぶん先生がどうしても看過できなかった部分だけに最低限の朱入れをしてもらっているので、僕の原文と先生の赤ペンを併せて書いてみる。
Francesca mi ha chiesto "Perche' ti piace l'Italia?"

Perche' mi piace l'Italia? Onestamente non lo so. Ovviamente ci sono tante cose italiane che mi piacciono; il calcio, la cucina, i vini, la moda, i mobile, le macchine, le opere d'arte, le opere liriche, la musica di Jovanotti, lo slow food, l'atmosfera nel centro, ecc. Ma anche tante cose francesi o spagnole o inglesi mi piacciono, dunque non so bene perche' e' l'Italia. Per ora non posso spiegare la ragione perche' mi piace l'Italia, forse e' come l'amore che comincia senza ragione.
Pero' credo che l'Italia ha qualcosa di importantissimae, soprattutto per noi i giapponesi. l'Italia mi sembra che ha abbia le chiavi per vivere meglio in questo secolo. Mi dispiace neanche questo non posso spiegarelo bene, ma penso che e' sia qualcosa che ora stiamo dimenticando o perdendo. Secondo me, noi dobbiamo imparare tante cose dall'Italia. Vorrei saperle comprenderle bene, comunque e questo e' uno dei miei motivi per studiare l'Italiano. (Piacere.???)

 なんと! ここで、原文筆者本人による超訳を。全然「なんと!」じゃない。
フランチェスカが訊いてきた。「なんでイタリアが好きなの?」

 なんでイタリアが好きかって、正直言ってよくわからない。もちろん、イタリアのあれやこれやで好きなものはたくさんあるよ。サッカーでしょ、料理にワイン、ファッションに家具、車やアートにオペラ、ジョヴァノッティの音楽とかスローフード、チェントロの雰囲気とか、いろいろ。だけど、同じようにフランスやスペインやイギリスにも好きなものはたくさんあるわけでさ。だから、なんで「イタリア」なのかっていうのはよくわからない。今のところ、イタリアが好きな理由は説明できないな。たぶん、理由もなく始まる恋みたいなものじゃないかな、なんちゃって。
 でも、イタリアには何かものすごく大事なものがあるってことには自信があるよ。特に僕たち日本人にとってね。イタリアには新世紀をよりよく生きていくためのカギがあるように思えるんだよね。残念ながら、これまたうまく説明できないんだけど、でも、何か僕たちが忘れかけてたり失っていたりする何かだと思う。僕が思うに、僕らはイタリアからたくさんのことを学ぶべきなんだよね。何とかそれをうまく掴みたい。それが、僕がイタリア語をやろうと思う理由のひとつではあるんだ。そんなわけでよろしく。

 なんでこうやって「ロッキングオン」みたいな訳文になるんだろう。自分なのに。しかし、まあ、改めて読むと、何だかうまく整理できていない文章だったなーと思うけれど、でも、こんなキブンはあんまり変わってない。

 ・・・愛すべき風変わりな皆さま、それではごきげんよう。こんな風変わりなエントリをポストするヤツに言われたくない。
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by mono_mono_14 | 2006-11-08 21:47 | 伊/italia | Comments(2)
Commented by dicotomia at 2006-11-11 19:26
文末 "Piacere." のカッコと??? ・・・・超訳と併読して大爆笑!!!
赤ペン先生の困惑振りがうかがえますね(笑)

私のこの恋心も時の経過と共に倦怠期に陥ることしばしばですが、
monoさんのエントリから度々刺激を頂戴しております。
こんな私のためにも、ぜひ今後も思い切った人生を期待してますぷれーご♪
Commented by mono_mono_14 at 2006-11-13 10:34
>>dicoさん
まぁ。こんな風変わりな話題を拾ってくださって嬉しいです。どうもありがとう。その爆笑が嘲笑でないことを祈りたいですが(笑)。
正直、くだんの文末は隠ぺいしようかと思ったのですが(笑)、dicoさんに笑ってもらえたのなら、恥を忍んでさらけ出してよかったです。その爆笑が失笑でないことを祈りたいですが(笑)。
実際にはどう書けばよかったのかな。何しろ先生に伝わってないので(笑)、赤ペンも入らない、という。dico先生の青ペンに期待かな。イタリアらしく緑ペンでもいいです(笑)。

思い切った人生・・・。「篠沢教授に全部」みたいな人生かしら。ヤだなぁ。
どう考えてもイタリア方面でdicoさんに刺激を与えるなんてこと、できなさそうですが、引き続きいんちきイタリア語で頑張ります。赤ペン、入れてくださいね♪
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