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岡本太郎記念館にて

岡本太郎記念館にて_b0018597_2135548.jpg 芸術が爆発かどうかはさておくとしても、岡本太郎が遺した作品は、やっぱり何かが奔放に迸っていて、そのことを「爆発」と呼ぶのなら、確かに芸術は爆発だ、少なくとも岡本太郎の芸術は爆発だと言えそうだ。もっとも、爆発という語から思い起こされる「荒さ」とか「破壊」とか「恐ろしさ」なんかとは、ずいぶん違う趣だとも思う。もっと暖かく微笑ましい、何て言うか、「抑えきれないやんちゃな気持ち」だとか、「慈しみ尽くせない優しい思い」とか、そういう類のエモーションが溢れ出てくる感じだ。
 青山の岡本太郎記念館で、蚊に刺されたりしながらも、岡本太郎の作品を観てきた。あの作品たちは、もう半ば地霊になりかかってるんじゃないか。おもしろかった。それ以上のコトバはなくてもいいんだと思う。館内も庭も写真を撮り放題なので、足を運ぶ際はぜひカメラの用意を。
 ・・・というわけで、あとは野暮ったいコトバに代えて拙い写真を(ってどっちもどっちだな)。無意味にいつもより写真を大きくしてみた。

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アタマデッカチに理解しようという姿勢が間違い。そういう気になる。

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アトリエ。シゴトが放つピリピリした空気が感じられる。

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リビング。を使った展示スペース。だと思いたい。それともこんな感じで生活してたのか?

さ、もう何も言うまい。つか言えない。めくるめく太郎ワールド。蚊や蜂に注意して満喫すべし。
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by mono_mono_14 | 2006-08-18 23:59 | 文/cultura
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