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ブルガリア戦

サッカー日本代表を応援しよう! いつの間にやらあと6日に迫ったワールドカップのメンバー発表。ははーん、今日は当落線上戦士選考会だな、と誰しも思ってしまうだろう先発メンバー。とは言っても、過半は見慣れたラインナップだった。巻、玉田、村井、阿部(交代でさらに佐藤、長谷部)。この辺りが23人枠に転がり込むぞという意気込みで最初の1分から強い気持ちで素晴らしいプレーを見せる(全試合でそういうプレーを見せればよかったんじゃないの、なんてね)。
 皮肉なことに、その1分のうちに早くも失点してしまったのだが、まあ、それはセミ事故だと思うことにしよう。本番でも起こり得る、取り返しのつかない可能性のある出来事だ、ということは忘れちゃいけないけれど。この時の中沢のぎこちない応対は、精神的絶不調とのウワサを思い起こさせるに十分だったのだが、その後のプレーぶりを見る限り、とりあえず危機的な状況というわけでもなさそうだったので少し安堵。
 1点のリードがあることもあり、ブルガリアは日本に支配されてもお構いなし気味。ときおり見せる糸を引くようなスケールの大きいサイドチェンジは、監督のストイチコフを思い出させるようなところがある。
 巻はいいと思う。久保の代役として急きょ先発を務め、交代用紙に名前を書き込まれてから1点を挙げられるなんて、まるでカミサマの計らいのようで、なかなかに縁起もいいぞ。巻は、ピッチ上で中山と同じような効果をチームにもたらし得るんじゃないかという感じがする。玉田も動きはキレてた。しかし、今日の僕的特筆は地味かも知れないけれど福西と加地だった。特に加地はすごく伸びて高みで安定するようになったように思う。佇まいに風格すら漂ってきている。福西にももう少し長くピッチにいてもらいたかったのだけれど、後半も早いうちに交代してしまった。

 そして、気がつくとなぜだか負けてしまった。なんじゃ、そりゃ。そして、何となく当落線付近の選手たちのアピールだとかいうヘンなところにアタマが行き過ぎちゃったけど、ワールドカップに向けた調整として、得るものがものすごく少ない試合になってしまったんじゃないか。何だかモッタイナイ。・・・ま、成果なんて、自分の問題意識の高さで無理やり引きずり出すような性格のものだから、どんな試合でも「成果」を見つけることはできる、という言い方もできるけれど。スコットランド戦は俄然注目アップだ。加えて、今度の木曜だか金曜だかに出る増島みどりさんの『ジーコ』で代表のチームづくりを俯瞰的にたどれたりするんじゃないかと期待している。とにかく、ワールドカップ気分は盛り上げていくべきだと思っているから。
by mono_mono_14 | 2006-05-09 23:59 | 蹴/calcio
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