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港から港へ──カズ移籍

Kazu sfoglia una nuova pagina della sua carriera. Ha deciso di giocare nella J2 col Yokohama FC. Andro' a vedere che Kazu rincorre la pallone giocondamente sulla tappeto verde. Boa sorte, Kazu!

 カズが横浜FCに移籍らしい。カズは学年で言えば僕の1つ上で、現役プロサッカー選手としてやれていること自体が、だんだんと奇跡の領域にさしかかってきている。神戸で出番をなくしていたから、どうなるかなぁ...と、消しても浮かんできてしまう不安に包まれていたのだけれど、何のことはない、カズはわくわくしながら横浜の地に活躍の場を移した。すごいよ。読売(ヴェルディ)のシンボルとしてキャリアを終える道もよかったのだろうけれど(例えばミランのマルディーニみたいに、ってまだ終えてないけれど)、チームを渡り歩きながらひたすらワールドカップを目指す姿は凄まじいまでにカッコイイ。ロビー・バッジョがキャリアの終盤で辿った道もそんな感じだった(格はバッジョの方が上だと言わざるを得ないけれど)。バッジョがゲストで出場したJOMO CUP '99、キックオフ前にカズに歩み寄って抱き合っていたのを思い出す。スタンドがどっと沸いた(僕も小さく貢献)。
そうではなく、ボールと出合った路地裏のフットボールで日が暮れるまで時間を忘れて戯れていたあの少年の無垢の「永遠」が、そのとき蘇ってきたのだ、と。(2002年6月30日付 日本経済新聞朝刊)
 ふと、韓日ワールドカップ決勝当日の新聞に載った今福龍太の文章を思い出した。ブラジルのプレーぶりを評した箇所なのだけれど、きっとカズのキャリアはこんな日々の連続なんだ。もし移籍したら、「永遠」のサッカー小僧・カズを観に、きっと横浜へ行こう。

 追記。7月30日の晩、NHK BS1で神戸のカズを追いかける番組がある模様。
by mono_mono_14 | 2005-07-19 23:09 | 蹴/calcio
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