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愛しの親知らず

 親知らずを抜いた(というか抜かれた)。施術中はもちろん麻酔が効いているから痛くはないが、先生が力を込めてごりごりごりごりやっている感じが何とも言えずこわい。途中からみしみし音がしたりして。しかし、ラッキーなことに、思ったよりあっさりと、しかもきれいに抜けたので、記念にその抜いた親知らずをもらってきた。
 僕のもとを旅だったこの歯には「白」と呼べる色の部分がどこにもない。歯の表面(食べ物をすりつぶす面)は、虫歯状態なのか、それとももともとブサイクだったのか、がたがたのぼこぼこで、この凹凸というかヒダをくまなく磨くなんて、ぜったいに不可能だろうことがわかる。ソニッケアでもムリでしょう、これ。やっぱり定期的に歯医者に行ってすみずみまで磨いてもらう必要があるんだなあ。
 じいっと眺めているうちに、このくたびれて薄汚れた親知らずに愛着が湧いてきてしまった。学研の付録(ああ、懐かしき「学習」と「科学」!)についていた鉱石セットを思い出した。
by mono_mono_14 | 2005-05-11 22:17 | 雑/quotidiana
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